2007年度 人間·自然環境研究科 修士課程 人間環境専攻·自然環境専攻 研究科共通科目 環境基礎領域 — 1年(後期), 2年(後期)
2007年度 人間·自然環境研究科 修士課程 臨床心理学専攻 研究科共通科目 — 1年(後期), 2年(後期)
EDB
人間環境基礎論
教授・石田 三千雄, 大橋 眞, 佐野 勝德 2単位
授業の目的
人間環境専攻と臨床心理学専攻および自然環境専攻に共通する総合的な問題を考え,議論することを目的とする.それは一言でいえば,応用倫理学の問題を広く学際的に扱うことである.この授業は一方的な講義形式をとらずに,学生諸君の発表と相互討議を通して進めることにしたい.
授業の概要
応用倫理学の問題(環境倫理と生命倫理その他職業倫理に関わる諸問題)を,それぞれの学生の興味に応じて,発表し,討論する.必ずしも自分の専門に関わるテーマである必要はないが,できれば専門と結びつけて,他の分野との関連を学び,総合的な見方を身につけるための一助とする.
キーワード
環境,総合,学際
関連科目
国際環境基礎論社会環境基礎論自然環境概論
受講者へのメッセージ
自分の専門に基づくか,もしくは専門に関連が深い応用倫理的問題(環境倫理問題もしくは生命倫理問題など)に関する発表と相互討議を通して環境に関する基本的な問題を掘り下げてみたい. 率直な意見·質問等を出して欲しい.
到達目標
応用倫理学の問題(環境倫理や生命倫理などの諸問題)を通して環境について,そして環境と人間一般或いは自分との関わりについて,基本的な理解を得ると共にそれらに関する問題意識を深める.各自の専門研究への新たな視点を獲得する.
授業の計画
1.第1回 この授業のガイダンスと担当教員の問題提起:石田:応用倫理学と実践的自然哲学(以下,昨年度実施したものと今年度予定のものを含む)
2.第2回 環境の基本的な問題に関する担当教員の問題提起:大橋:総合科学とは何か?
3.第3回 環境の基本的な問題に関する担当教員の問題提起 :佐野:心理学の立場から「窓割れ理論」など
4.1)発表のための自由討論
5.2)発表のための自由討論
6.3)発表のための自由討論
7.4)エホバの証人の輸血拒否問題
8.5)交通政策―道路と自動車の利用転換に向けて
9.6)死刑制度について
10.7)日中関係の問題点について
11.8)生命への畏敬―シュバイツァーを参考として
12.9)中国の周辺はまだ安定しているか
13.10)討論:日中比較の視点から見た教育問題
14.11)討論:豊かさについて
成績評価の方法
出席,報告·発表,発言状況,そして最後のレポートを総合して評価する.
教科書
授業のなかで文献を紹介する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 金曜日 14時から16時
大橋(656-7261, ohashi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜日 16:50∼18:50
佐野(088-656-7190, sano@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: (日) 火曜日 16:50∼18:50