2007年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 経済社会 — 1年, 2年 |
EDB |
経営学特論 |
助教授・出口 竜也 2単位 |
授業の目的 |
今年度は,現代経営学における主要トピックの一つであるモティベーション(動機付け)理論について学習する.グローバルな企業間競争の激化や産業の成熟化は,多くの企業に事業の見直しを迫っている.こうした動向は働く人々に業務内容の変更や配置転換,さらには転職などのキャリア·チェンジの必要性をもらたすものとなり,モティベーション理論の重要性はますます大きくなっている.この授業は,こうした状況に鑑み,この分野の代表的研究者であるデイヴィッド·C·マクレランドの文献を輪読することでとで,経営学におけるモティベーション理論の位置づけと,今後望まれる研究の方向性についての理解を深めることを主たる目的とするものである. |
授業の概要 |
モティベーション(動機付け)理論について演習方式で学習する. |
キーワード |
モティベーション,達成動機,パワー動機,親和動機,回避動機 |
受講者へのメッセージ |
おおむね,1章を2∼3回ずつかけて読み進めていく.前半の1回であらかじめ指名された報告者がまとめたレジュメをもとに報告し,それをうけて後半の1回を使って報告者が問題提起をし受講生全員で議論する.受講者には輪番による報告,および議論への積極的な参加を求めるので留意すること.経営組織論,およびモティベーション理論に関する予備知識は不要であるが,受講にあたっての予習·復習には十分な時間をかけること. |
到達目標 |
経営学におけるモティベーション理論の位置づけについて幅広く学習し,企業の人事管理についてさまざまな角度から分析できるような能力を習得する. |
授業の計画 |
1. | ガイダンス |
2. | 経営学の対象と方法 |
3. | モティベーション(動機付け)理論とは? |
4. | 文献輪読(1)-人間の動機傾向の測定 その1- |
5. | 文献輪読(2)-人間の動機傾向の測定 その2- |
6. | 文献輪読(3)-達成動機 その1- |
7. | 文献輪読(4)-達成動機 その2- |
8. | 文献輪読(5)-パワー·ニーズ その1- |
9. | 文献輪読(6)-パワー·ニーズ その2- |
10. | 文献輪読(7)-親和動機 その1- |
11. | 文献輪読(8)-親和動機 その2- |
12. | 文献輪読(9)-回避動機 その1- |
13. | 文献輪読(10)-回避動機 その2- |
14. | 文献輪読(11)-総合ディスカッション- |
15. | レポートの提出要領と書き方について |
16. | 総括授業 |
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成績評価の方法 |
授業への参加状況,報告,レポートの水準などにより総合的に評価する. |
教科書 |
デイヴィッド·C·マクレランド『モティベーション』生産性出版,2005年 |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
出口(連絡先未登録) オフィスアワー:
オフィスアワー:毎週水曜日12時∼13時(事前にアポイントを取って下さい),研究室:経営学研究室(総合科学部1号館中棟2階),Eメールアドレス:deguchi@ias.tokushima-u.ac.jp |
備考 |
H19年度開講せず |