2007年度 人間·自然環境研究科 人間環境専攻 修士課程 選択科目 経済社会 — 1年, 2年
EDB
経営学特論演習
助教授・出口 竜也 2単位
授業の目的
自動車産業の生産マネジメントについて,「研究開発」,「生産管理」,「調達」,「品質管理」,「マーケティング」,そして「異文化経営」などの視点から多面的に理解する.
授業の概要
「生産マネジメント」に関する総合的かつ専門的な知識の提供を行う.今回は,特に「自動車産業」,その中でも「本田技研工業(以下ホンダ)」の生産マネジメントをケースに取り上げ,「マネジメント」における「技術」の位置づけと,その重要性を理解するための授業とする.授業は講義,ケース報告,およびケーススタディから構成され,講義は出口,ケース報告はゲストスピーカー(ホンダOB講師),ケーススタディは出口とゲストスピーカーの連携のもと実施する.なお,この授業は「ニュービジネス特論」の応用科目である「技術経営特論」を「経営学特論演習」の受講生にも開放するものである.
受講者へのメッセージ
受講者は毎回必ず十分な予習を行った上で授業に臨むこと.また,最低でも毎回一人一回は何らかの発言を行うこと.
到達目標
1.「マネジメント」の基礎知識を習得する.
2.「マネジメント」における「技術」の位置づけと,その重要性を理解する.
授業の計画
1.ガイダンス
2.講義「技術経営とは」
3.ケース報告「ホンダの研究開発」
4.ケーススタディ「新車開発指令」
5.講義「生産·調達活動」
6.講義「品質管理」
7.ケース報告「ホンダの生産活動」,「ホンダの調達活動」
8.ケーススタディ「海外工場を計画せよ」
9.ケース報告「ホンダの品質管理」
10.ケーススタディ「品質不良を再発させるな」
11.講義「マーケティング戦略」
12.講義「異文化経営」
13.ケース報告「ホンダの商品企画∼二輪車を中心に∼」
14.ケース報告「ホンダ国際化の軌跡」
15.ケース報告「ホンダの人事管理」
16.まとめ,および質疑応答
成績評価の方法
授業中の発言(20%),および中間·期末レポート(合計80%)で評価する.
教科書
特に使用しない.毎回資料·レジュメ等を配布する.
参考資料
授業中に数冊紹介する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
出口(連絡先未登録)
 オフィスアワー: オフィスアワー:毎週水曜日12時∼13時(事前にアポイントを取って下さい),研究室:経営学研究室(総合科学部1号館中棟2階),Eメールアドレス:deguchi@ias.tokushima-u.ac.jp
備考
1.集中的な学習を行うために,受講者数の制限を行う(20∼25名を上限とする予定).受講希望者は,事前に開催予定のガイダンスに必ず出席すること.日程は別途指示する.受講者多数の場合は何らかの手段で選抜を行う.
2.H19年度開講せず