2007年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 物質科学 — 1年, 2年 |
EDB |
環境物質分析法演習 |
講師・沼子 千弥 2単位 |
授業の目的 |
環境に存在する物質の特性の多くはその化学形や結晶構造と関連が深い.この授業では物質のキャラクタリゼーションに用いられているX線回折法やX線分光法についてその原理·手法·応用を理解し,実際に解析に使えるようになるまで演習を行う. |
授業の概要 |
環境物質のキャラクタリゼーションに多く用いられているX線分析の原理や実験法について実際の解析操作を体験して身につける. |
キーワード |
非破壊分析,状態分析,X線,シンクロトロン放射光,試料調製 |
受講者へのメッセージ |
地球科学だけでなく,物理学や化学など物質をとりあつかう学問分野にまたがる一般的な内容の講義になるので,地球科学,物理学,化学および生物学の分野で研究を行っている学生の受講を広く受け入れる.場合によっては受講数の調整を行う. |
到達目標 |
1. | X線と物質の相互作用を理解し,分析法について理解する. |
2. | X線回折と結晶構造との関連を理解し,X線構造解析を行う. |
3. | X線分光の原理を理解し,スペクトルから物質の状態を知ることができる. |
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授業の計画 |
1. | 結晶の概念とX線回折 |
2. | X線回折の測定法 |
3. | X線回折データから結晶構造を解析する(1) |
4. | X線回折データから結晶構造を解析する(2) |
5. | X線結晶構造解析の種類 |
6. | 測定法の種類 |
7. | X線吸収スペクトルと局所構造解析 |
8. | X線吸収スペクトルの測定法 |
9. | X線吸収スペクトルの解析法 |
10. | 蛍光X線スペクトルの測定法 |
11. | 蛍光X線スペクトルの解析法 |
12. | 放射光を用いたX線分析の実例 |
13. | 試料にあわせた測定法の工夫(1) |
14. | 試料にあわせた測定法の工夫(2) |
15. | 応用研究の例(1) |
16. | 応用研究の例(2) |
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成績評価の方法 |
出席,演習への取り組み姿勢やレポート,試験の結果から総合的に判断して評価する. |
教科書 |
教材あるいは参考書については,講義時間に紹介する.,粉末X線解析の実際(朝倉書店)他 |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
沼子(3202-2, 088-656-7265, numako@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
木曜日12時∼13時 |
備考 |
隔年開講,今年度開講せず |