2007年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 生命科学 — 1年(後期), 2年(後期) |
EDB |
分子細胞環境論演習 |
助教授・渡部 稔 2単位 |
授業の目的 |
ガン遺伝子および,研究における競争の原理を理解する. |
授業の概要 |
がん遺伝子の発見は,ここ20年余りの生物学の歴史の中でも最も大きなトピックのひとつである.そのがん遺伝子の発見の歴史を,前期の分子細胞環境論に引き続き「がん遺伝子に挑む(下)」を通読することで振り返る.さらにこの本に描かれている現在の生物学研究における競争,欧米の研究室の日常,研究者の研究に対するモチベーションについても討論する. |
キーワード |
ガン遺伝子,ガン抑制遺伝子,PI,ポストドク,大学院生 |
先行科目 |
分子細胞環境論 |
受講者へのメッセージ |
毎回出席して,積極的に討論に参加すること. |
到達目標 |
がん遺伝子の発見の歴史を知るとともに,がん遺伝子の正常な細胞の中での機能を理解する.さらに,生物学研究における競争·モチベーションに対する自分の考えを持つ. |
授業の計画 |
「がん遺伝子に挑む(下)」の各章(全13章)の内容に関して,毎回担当者がその内容に関して要約を発表し,全体で討論を行なう.したがって,毎回次の授業で行なう章を読んでくることが必要である.討論は,科学的な内容だけではなく,研究者の生態学的な内容についても行なう. |
成績評価の方法 |
授業態度と出席状況 |
教科書 |
「がん遺伝子に挑む(下)」(N.エインジャー著·野田洋子·野田亮訳.東京化学同人). |
WEBページ |
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連絡先 |
渡部(088-656-7253, minoru@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
平日12:00-13:00 |