2007年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 生命科学 — 1年(後期), 2年(後期) |
EDB |
生理環境論演習 |
教授・小山 保夫 2単位 |
授業の目的 |
化学研究者の頑張りで,毎年,数十万種類の化学物質が生み出されている.しかし,これらの化学物質の毒性については検討されているわけではない.このような状況で,いかに簡便かつ迅速に毒性の評価を行うのか,極めて重要な課題である. |
授業の概要 |
化学物質の毒性を生体分子,細胞,臓器,個体レベルでどのように評価を行うか,詳細に解説する. |
受講者へのメッセージ |
実験の都合で講義に出席できない場合は開講時間を配慮する. |
到達目標 |
化学物質の物理化学的性質,化学反応性から細胞に対する影響を推定できるポイントを掴む. |
授業の計画 |
(1)化学物質による毒性を細胞で評価する指標にはどのようなものがあるか,それらの細胞生理学的な意味はどのようなものか,(2)どのような変化が細胞に起きれば,最終的には細胞死(アポトーシス,ネクローシス,オンコーシス)という結末を迎えるのか,(3)細胞レベルでは影響が見られなくても,個体レベルでは影響が見られるということはあるのか,最近の環境系学術雑誌に掲載されている原著論文,総説を用いて,具体的に論議を進める. |
成績評価の方法 |
化学物質の物理化学的特性,化学反応性から細胞毒性を論議できれば良い.基本的にはディスカッションの中で成績は評価する. |
教科書 |
環境科学,毒性科学系の学術誌に掲載されている原著論文を資料として用いる. |
WEBページ |
→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
連絡先 |
小山(3N06, 088-656-7256, oyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
講義後30分間·細胞情報学研究室(3N06)·oyama@ias.tokushima-u.ac.jp |