2008年度 徳島大学 共通教育 大学入門科目群 — 毎年(前期)

大学入門講座 / 大学入門講座(工・建設)(夜)

Introduction to University Education / Introduction to University Education

平成19年度以前の授業科目:『大学入門講座 / 大学入門講座(工・建設)(夜)』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『総合科目 / 大学入門講座(工・建設)(夜)』

教授・鎌田 磨人, 教授・橋本 親典, 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部エコシステムデザイン部門社会環境システム工学講座/工学部建設工学科社会システム工学講座 教授・水口 裕之, 助教・真田 純子

1単位

 集中 夜間主(建)

授業の目的

大学で学ぶ意味は何でしょうか.これを自ら探るには,大学生活全体を通じて自律的な学びの姿勢を確立していく必要があります.今後の大学での学びを確かなものにするために,高校までと異なった学習の姿勢や方法の概略,自律的な大学生活を送る方策の概略を把握することを目的とします.

授業の概要

この大学入門講座は,学部学科毎に授業が行われます.大学での学びを確かなものにするために,高校までとは異なって,「教わる授業から自ら学ぶ授業」という学習の姿勢や方法を身につけられるよう各学部学科に応じて構成されています.各講義は,そのテーマに応じて適切な授業方法で行われます.大学では一般に講義形式の授業が主になりますが,この講座では,講義を聞き,その主題についてノートをとり,グループで討論をしたり,その経過•まとめを口頭で報告したり,また文章でレポートすることなどの,学習方法も取り入れて実践されます.それらを通じて,「自ら学ぶ」姿勢を身につける準備をして,今日,大学生が社会から求められている「知的技法」の一端を身に付けることを目指します.

キーワード

導入授業,大学入門,オリエンテーション

関連科目

学びの技

受講者へのメッセージ

大学で何を何故学ぶのか,目標をたて大学生活を過ごしましょう.

到達目標

1.以下「【授業の計画】」のテーマについて,その概要や問題点を理解し,友人たちや教員と討論ができ,文章としてまとめられること,また皆の前で報告発表ができること.

授業の計画

1.心と体の健康 保健管理センターの紹介•酒タバコの弊害と効用•健康管理法などについて説明する.
2.読書のすすめ•対話の重要性 コミュニケーションの方法を概説し,自分の意見を構築することの大切さ,対話能力が重要であることを認識する.
3.学びのしくみ•学習支援室 学びのしくみについて説明し,自己学習の重要性を理解する.さらに学習支援室の上手な利用方法を紹介し,4年間の「学びの設計」を考える基盤を作る.
4.施設見学 常三島キャンパスの主要な施設を実際にまわり,利用方法等を紹介する.
5.建設工学科のおいたちと教育目標 本学の建設工学科の創立から現在までの歴史を紹介し,本学科の教育目標を建設技術者に求められる資質と関連づけて説明する.
6.建設関連施設の見学 建設関連施設を1,2箇所見学し,ものづくりの流れや,大学で習得すべき事項等について説明する.
7.防災センターの見学 徳島県立防災センターを見学し,防災への取り組み事例等を介して,大学で習得すべき事項等について説明する.
8.自分の将来像と大学生活 グループで各自の将来像や夢について語り,夢を実現するために如何に大学で学ぶかについて討議し,検討結果を発表する.

成績評価の方法

授業への参加の姿勢と到達目標の達成度により評価し,単位を認定する.

再試験の有無

無(欠席等の場合は,課題のレポートを課す)

教科書

工学部『「学びの技」はじめの一歩』,その他必要に応じてプリントを配布する.

連絡先

真田(建設棟 A411, 088-656-7578, sanajun@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)