生活と社会 / 財政制度入門
Living and Society / Introduction to Public Finance
平成19年度以前の授業科目:『生活と社会 / 財政制度入門』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『経済学 / 財政制度入門』
四国大学 助教・永井 真也
2単位
火(1・2) 全(全)授業のタイプ
講義
授業の目的
私たちの生活基盤として存在する国と地方公共団体の活動について学びます.資本主義経済の社会では,国や地方公共団体は財源があってはじめて活動ができます. 公共部門を循環している資金について考えながら,三位一体の改革や,公共サービスの提供など,公共部門が抱える現状と問題を考えていきます.
授業の概要
最近のトピックスを解説するような形式で授業を行う.その背景となる学術的な考え方を,提示して行いたい.6から7のテーマを想定している.
キーワード
地方分権,社会資本整備,社会保障,格差社会
受講者へのメッセージ
出席は授業の最初にとる.試験は自筆ノートと配布プリントを持ち込みにする予定である.遅れないように授業に出席して,ノートをとっていただきたい. なお,授業中の私語は厳禁である.
到達目標
1. | 学生諸君が社会に出る時に身につけておくべき教養として,公共部門の話を聞いてほしい. |
授業の計画
1. | ガイダンス,財政についての概略 |
2. | 中央集権から地方分権への移行 |
3. | 三位一体の改革 |
4. | 経済財政諮問会議と規制緩和 |
5. | 市場の原理と格差社会 |
6. | 乗数効果の考え方 |
7. | 乗数効果と少子高齢化 |
8. | 全国総合開発計画(1) |
9. | 全国総合開発計画(2) |
10. | PFIによる社会資本整備 |
11. | 指定管理者制度による公共財産の管理 |
12. | 市場化テスト |
13. | 社会保障(1)年金 |
14. | 社会保障(2)医療保険 |
15. | 社会保障(3)介護保険 |
16. | 期末試験 |
成績評価の方法
受講状況を勘案した上の出席点が4割,期末試験の配点が6割で評価を行う.
再試験の有無
無し
教科書
特に指定なし.プリントは適宜授業中に配布する.
参考書
特になし.
WEBページ
連絡先
石田和之(総合科学部)1号館2階財政学研究室 088-656-7169 k-ishida@ias.tokushima-u.ac.jp
- オフィスアワー: 月曜日5·6講時