2008年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

自然と技術 / ゼミナール 「理工学におけるパソコン入門」

Science and Technology / Seminar : Computers in Science and Technology

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術 / ゼミナール 「理工学におけるパソコン入門」』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然科学ゼミナール / ゼミナール 「理工学におけるパソコン入門」』

教授・桑折 範彦

2単位

 木(3・4) 全(全)

授業の目的

理工系の科学を学ぶ学生にとってコンピュータを自在に利用できる能力は必須のこととなっています.そこで,C言語の初歩を学び,パソコンを利用して物理現象のシミュレーションし,それを理解する方法を身につけたい.プログラミングの基礎を学び,加えて様々な分野に利用されている最近のパソコンの能力を引き出せるようになることを目的とします.

授業の概要

この授業では,以下のような内容について,自ら積極的に学び,それを通じてパソコンを有効に利用することと,物理現象をより深く理解することを目指します.力学的運動現象をシミュレーションするために,プログラミングの初歩をC言語により修得する.また,最近のパソコンにおける色々なアプリケーションプログラム(グラフ作成,ワープロ,表計算,WWWブラウザー)の有効な利用法を身に付ける.それをレポートに表す.以上のことが具体的な目標です.また,C言語の初歩を学んでいる学生は,更に発展的な課題を学べるように配慮します.

キーワード

C言語,プログラミング,物理現象,レポート書き方

受講者へのメッセージ

◎実習をするので,自分で積極的に学習する意欲を求めます.◎C言語を学んだ学生は,C言語発展グループ,JAVAグループなどとして自分で目標を立てて学ぶことも可能です.

到達目標

1.プログラミングの基礎を身につけ,例題としての物理現象を解析し,文章で説明できることを目標にします.
2.物理学の問題へのアプローチ.3課題を取り上げ,運動を解析する.グラフに表し,現象を検討して,レポートで報告する.

授業の計画

1.理工系科学におけるパソコンの利用法
2.物理現象をグラフソフトで処理する(Excelの利用法(1) ) <物理現象の課題を例として処理方法を修得する.>
3.Excelの利用法(2)
4.プログラミングの基礎(Visual Studio.Net C++の利用方法)
5.プログラミングの基礎(C言語のミニマム)(1) <最小限必要なC言語の解説をする.>
6.プログラミングの基礎(C言語のミニマム)(2)
7.プログラミングの基礎(C言語のミニマム)(3)
8.抵抗を受ける落体の運動(1)
9.抵抗を受ける落体の運動(2)
10.抵抗を受ける放物体の運動(1)
11.抵抗を受ける放物体の運動(2)
12.抵抗を受ける放物体の運動(3)
13.減衰運動(1)
14.減衰運動(2)
15.減衰運動(3)
16.まとめ

成績評価の方法

評価は,レポート3課題(60%),小試験(20%)および授業での参加態度(20%)とで行います.

再試験の有無

有,(但しレポートが全部提出されていること.)

教科書

テキスト桑折「物理のためのパソコン利用法入門」(適宜,プリント配布)

ホームページに詳細な授業計画,資料などを示すので,必ずチェックしてください.

参考書

戸川「ザ·C」サイエンス社,戸川「ザ·C++」サイエンス社,飯島他「物体の運動」アビリティー物理 共立出版

連絡先

桑折(総合科学部3号館1N03, 656-7237, koori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 原則として後期木曜日12時30分∼13時30分(共通教育学習支援室)としますが,それ以外,研究室にいる場合随時可能.