2008年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

自然と技術 / 日本の植物の多様性

Science and Technology / Introduction to Botany

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術 / 日本の植物の多様性』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『生物学 / 日本の植物の多様性』

准教授・山城 考

2単位

 木(5・6) 全(全)

授業の目的

日本列島は南北に長い形をしており,亜熱帯から寒帯におよぶ気候環境が見られる.日本の植物相は非常に豊かで,約5000種の維管束植物が知られている.本講義では日本の植物相の多様性とその保全について解説をおこなう

キーワード

高等植物,固有種,植物区系,日本列島,多様性

受講者へのメッセージ

平成17年度に開講した授業『植物の科学』を受講したものは履修できません.

到達目標

1.日本の植物相の複雑な成り立ちとその多様性を知識として習得させ,身近な植物や地域の自然保護の大切さに関心を持たせることを目的としている

授業の計画

1.生物の多様性とそれを制限する要因
2.植物の生活(個体のあり方)
3.植物の戦略(適応と繁殖)
4.日本の植物相の形成に影響をもたらしたもの
5.日本の森林帯1(高山,針葉樹林,夏緑樹林)
6.日本の森林帯2(照葉樹林)
7.日本海側と太平洋側の植物
8.湿地帯と東海丘陵要素
9.ソハヤキ要素と阿哲要素
10.海洋島(小笠原)の植物
11.大陸島(琉球列島)の植物
12.雑草の生活
13.帰化植物とその危険性
14.野生植物の保全
15.レポートの課題提示
16.総括授業

成績評価の方法

小テストと授業への取り組み.

再試験の有無

なし

連絡先

山城(088-656-7257, tyamash@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)