2008年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

自然と技術 / (工)機械工学概論

Science and Technology / Outline of Mechanical Engineering

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術 / (工)機械工学概論』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『学部開放科目 / (工)機械工学概論』

教授・石原 国彦, 教授・山田 勝稔, 教授・吉田 憲一, 教授・高木 均, 教授・逢坂 昭治, 教授・福富 純一郎, 教授・末包 哲也, 教授・小西 克信, 教授・岩田 哲郎, 教授・日野 順市, 教授・英 崇夫, 教授・村上 理一, 教授・海江田 義也

2単位

 木(5・6) 工(機)

授業のタイプ

講義

授業の目的

この講義では,機械工学のもつ総合的な特性を通して,理系および文系の学生に現代社会における機械工学が果す役割について理解してもらう.

授業の概要

機械工学の役割はエネルギー機器から精密·情報機器,半導体生産設備,食品加工機などの企画,開発,設計,生産と非常に幅広く,機械工学は多くの技術,工学を融合したものである.この機械工学の発展の歴史,現在の課題,未来への展望などを各教員の専門分野の話題を通して講義する.

キーワード

機械科学,機械システム,知能機械,生産システム

受講者へのメッセージ

機械工学に関心をもつ者への導入教育科目の一つとして位置づけているので,機械工学科の学生は必ず受講するように希望する.レポートの様式·内容·提出のきまり(場所·期日)は,初回の講義時間に連絡される.

到達目標

1.機械工学を通して,機械工学の現代社会における役割を理解し,総合的な判断能力を養ってもらうことを目標とする.

授業の計画

1.機械を構成する部材に生じる変形と力の係わり
2.材料の微視構造と新材料の開発動向
3.機械の破壊の仕組みと防止方法
4.応力解析に対する計算機の利用
5.流体エネルギーの利用について
6.流れの中の物体に働く揚力と抗力
7.エネルギー変換と環境問題
8.熱エネルギーの輸送管内の流動現象
9.機械振動の制御
10.エコマテリアルの利用について
11.ロボット工学の将来
12.加工と生産システム
13.X線による応力測定
14.科学計測について
15.レポート指導

成績評価の方法

各テーマの講義について,毎回,レポートの提出が義務付けられる.このレポートの提出と講義への取組みを総合して評価する.

再試験の有無

教科書

教科書:使わない

参考書:各週の講義ではOHP等で具体的な説明があり,テーマごとにプリント等が参考資料として配布される.参考書は,講義の中で随時紹介する.

連絡先

高木(M620, 088-656-7359, takagi@me.tokushima-u.ac.jp)
オフィスアワー: 各教員毎に設定している