2008年度 徳島大学 共通教育 基礎科目群 — 毎年(後期)

基礎物理学 / 基礎物理学g・電磁気学概論

Basic Physics / Electricity and Magnetism

平成19年度以前の授業科目:『基礎物理学 / 基礎物理学g・電磁気学概論』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『基礎物理学 / 基礎物理学g・電磁気学概論』

教授・日置 善郎

2単位

 水(7・8) 工(生)

授業のタイプ

講義

授業の目的

我々の周りに見られる様々な電気的,·磁気的現象を理解し, その背後にある基本的な法則を学ぶ.

授業の概要

前期に学んだ基礎物理学·力学概論での力の作用をもとにして, まず, 電気における力のはたらき方, 電気的な力の場である電場の考え方, 電気的位置エネルギーである電位について学ぶ.次に, 電気回路の素子であるコンデンサー,電気の流れである電流, 抵抗器について解説する.さらに, 磁気の間の力, 磁場, 電流のつくる磁場について学ぶ.

キーワード

古典電磁気学,電磁場,アンペールの法則,電磁誘導,マクスウェル方程式

受講者へのメッセージ

高校で物理を履修していれば理解しやすいことは間違いないが,しかしそのような予備知識は前提としない.但し,微分·積分の基本については,全員既習として話を進める.何らかの理由で,微積分の勉強をしていない学生は,必ず前もって自習しておくこと.

到達目標

1.電気的, 磁気的現象を理解し, それを表現する法則を理解できる.
2.法則を用いて計算をおこない, 現象を数値的に表せる.

授業の計画

1.電気量, 電気力とクーロンの法則
2.電場の導入
3.電場とガウスの法則
4.電位
5.コンデンサーとその容量
6.コンデンサーの接続
7.誘電体
8.誘電体中の電束密度
9.磁気力に関するクーロンの法則, 磁場
10.電流とオームの法則
11.抵抗器の接続, 消費電力
12.定常電流のつくる磁場
13.磁場中の電流にはたらく力
14.電磁誘導
15.電磁波
16.学期末試験

成績評価の方法

小テスト,期末試験,受講態度により総合的に評価する

再試験の有無

有 (但し,不合格者全員が自動的に対象となる訳ではない)

教科書

小出昭一郎著 「電磁気学」 裳華房 1,400円

参考書

参考書:竹内淳著「高校数学でわかるマクスウェル方程式」講談社ブルーバックス 860 円

連絡先

日置(総合科学部3号館 1N04 号室, 088-656-7234, hioki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 11時50分∼13時 総合科学部3号館