2008年度 総合科学部 学部課程 — 1年(前期)

大学と社会

教授・葭森 健介, 教授・中嶋 信, 教授・石川 榮作, 教授・大渕 朗, 教授・中川 秀幸

2単位

目的

大学が激動期にある今日,学生諸君が「大学の意義・役割」を理解し,大学の進むべき方向を自覚して,新しい大学への脱皮・再生に対して学生としてなすべきことを考え,大学生活のあり方を自覚することを目指す.

概要

今年度は以下の3点を主題とする. ①総合科学部とはどんな学部か? 新構想型学部(総合科学部)は旧来型学部(文学部・理学部・経済部等)の教育の反省から戦後生まれ,発展してきた.その歴史を振り返ることにより総合科学部が他学部より優れている点も今後の課題も見えてくる.総合科学部の置かれている位置を理解し,卒業生の体験談も聞いて,総合科学部でどの様に学んだらよいのかを考えてもらう. ②大学の教育研究と社会の関係 総合科学部は地域社会に開かれた学部を目指し,現在将来計画を立てている.そこで,環境問題を例にとり,総合科学部の研究や教育が地域社会とどの様に関わっているのかを外部講師を招いて話していただく.その上で大学の社会的役割について考えてもらう. ③大学生から社会人になるということ 大学は学校教育の最後の段階であり,卒業したら社会に出て行くことになる.学生から社会人になるとはどういうことなのか.卒業生や社会の第一線で活躍している方々を講師に招き,卒業後の進路やこれからの4年間の学習計画について考えてもらう.

キーワード

大学,総合科学,地域社会,環境,社会人,職業

注意

各講師の授業には全て参加し,レポートを提出すること.討論·発表への自発的参加が重要である.詳細な授業計画等はホームページに掲載する予定.

目標

1.大学の現実と課題を各自が理解し,大学における真摯な学び(広い教養と専門的力の養成)の重要性を自覚し,今後4年間の学習計画を立てる.

計画

1.授業の進め方について
2.総合科学部の長所・短所<葭森>
3.読書の愉しみ<石川>
4.論理的に考えるのは楽しい<大渕>
5.高校の勉強と総合科学部での学び<中川尚
6.大学と地域社会のコラボレーション<中嶋>
7.地域社会と若者のポジション<宮崎信也>
8.公害・環境問題のネットワーク<藤永のぶよ>
9.子どもが育つ環境をつくる<伊勢達郎>
10.レポートの書き方,評価のされ方
11.総合科学部から社会へ<中川秀幸>
12.ネットワークと大学<佐藤秀広
13.大学と企業 企業が求める人材(北島久)
14.大学と企業 次代の若者へ(植田貴世子)
15.全体のまとめ
16.総括
17.*適宜討論をはさみます.また,講師の講演順が替わることがあります.

評価

評価は討論の参加度合い,レポートにより行う.

再評価

教科書

各講師よりその都度提示された書籍等は自発的に読んでレポートにまとめることが望ましい.

参考資料

授業中に配布

連絡先

葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日 12:30∼13:30
中嶋(総合科学部1号館2218室, 088-656-7181, makoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日 13:00∼16:00
石川(088-656-7142, ishikawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 15:00∼16:00
大渕(088-656-7297, ohbuchi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜 11:50∼12:50
中川(3222, 088-656-7259, sea-hide@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日15:00∼16:00