アジア思想演習 (前期)
教授・有馬 卓也
2単位
目的
より高度な思想·文学関係の文献を講読しながら,中国の思想·文化を考えていこうというものである.アジア思想基礎研究の次のステップである.一つの文献を歴史·思想·文学·文化という枠組みにとらわれずに理解·把握することの訓練である.
概要
女神と女仙:今年度は,女神と女仙について考えてみたい.女神や女仙が登場するさまざまな説話を通して,彼女たちの属性や特質を検証し,女神や女仙を生んだ古代中国の文化的土壌について考えていきたい.
キーワード
中国神話,仙人文化,志怪と伝奇
注意
演習の形態をとるので,全員が担当することを前提とする.したがって,最高15名を限度としたい.最初に出席者の担当を決め,発表当日までに予習のチェックを行うことを義務づける(授業の際,誤読の訂正の為に時間を浪費することをさけるため).
目標
1. | 中国文化を考える上で重要な事項を理解し,文化理解への基礎的能力を養う. |
計画
1. | 1,ガイダンス |
2. | 2,女神1 |
3. | 3,女神2 |
4. | 4,女神3 |
5. | 5,『太平広記』女仙の検討 |
6. | 6,その他 |
7. | 7,まとめ |
評価
演習形式で行うので,出席点と担当の出来具合を総合して評価する.出席は一回につき5点.担当の点数は100点から出席点(授業回数×5)を引いた数字が満点となる.欠席をする場合,あらかじめ連絡を入れること.連絡があった場合の欠席と無断欠席とでは評価が異なるので注意.詳細は第一回目の講義の時に連絡する.
再評価
行わない.
教科書
特に教科書·参考書として指定するものはない.授業中に適宜指示する.
連絡先
有馬(088-656-7119, arima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 随時