2008年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 3年(前期), 4年(前期)

2008年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 3年(通年), 4年(通年)

日本史演習II

准教授・衣川 仁

2単位

目的

日本古代·中世史を考える上で重要な論文あるいは史料を精読·検討し,そこにあらわれた諸問題に対する理解力と思考力を深める.

概要

日本古代·中世史上の諸問題を考えるために,重要な論文·史料を取り上げて検討する.各回の担当者を決めて報告をしてもらい,それをもとに出席者全員で議論していく.

キーワード

日本史,古代·中世

関連科目

日本史演習I

注意

あらかじめ担当を決めて報告を受ける演習形式で進める.報告にはレジュメの作成などの準備をする必要があるが,報告の担当者以外にも十分な予習と発言を求める.この授業は,「日本史演習l」(桑原教官,火曜5·6講時)と密接に関連させて行い,随時共同授業を行う.日本文化研究サブコースで日本史を専攻しようと思う学生は,両授業を必ず受講すること.

目標

1.論文·史料を読解し,それに対する自分の意見(評価·批判)をもつこと.

計画

1.取り上げる論文テーマの例としては,以下のようなものを予定している.
2.中世の社会と国家
3.武士の成立と展開
4.中世法と裁判の世界
5.古代·中世の仏教と民衆
6.荘園制と村落
7.東アジア世界の秩序と日本
8.具体的な論文名は授業の中で示す.また以上のテーマに限らず,学生の関心に基づいて素材を決めたい.

評価

発表内容,議論への参加度などの平常点,レポートの評価.

再評価

なし

教科書

論文等は,適宜配布する.指定の論文·史料以外にも,参考となるものを広く読む必要がある.

連絡先

衣川(088-656-7153, kinugawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日12時50分∼14時20分