2008年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 学部課程 — 3年(前期)

2008年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 学部課程 — 3年(前期)

実用フランス語演習II (その1)

准教授・山口 裕之

2単位

目的

たとえば就職活動で面接を受けたときに,「私は大学で少々フランス語をやっていました」などと言ったら,「じゃ,なんかしゃべってみて」と言われるのは必定です.そのときに,ちょっと愁いを帯びた感じで,"Sous le pont Mirabeau coule la Seine, Et nos amours・・・"などと言ってみましょう.感心されること請け合いです.また,我々が小中学校で古典の名文を暗唱するのと同じように,フランス人もフランスの名文を暗唱するようです.それで,フランス人と会う機会があったら,こちらが一つ二つ暗唱してやると喜びます.そこから話が弾んだりするかもしれません.というわけで,フランス語の名文をいくつか覚えておくことは大変に実用的だと思います.なるべくいろいろな構文の典型になるような文章を選んで覚えるようにします.そうすると,自分がしゃべるときに雛形になりますから,次の言葉が出てきやすくなると思います.もちろん,発音の練習としても最適.というわけで,フランス語の名文と言われるものをいくつか暗唱します.(当然,理解したうえで).

概要

実用フランス語(読解,発音,暗唱)

キーワード

フランス語

注意

全学共通教育のフランス語(2)を履修したか,それと同程度の知識を持っていることが必要です.(少なくとも辞書があればそれほど難解ではないフランス語が訳せるという程度).ただし,実用フランス語Iは履修済みでなくてもよい.

目標

1.フランス語の文章や詩の一節をいくつかすらすらと暗唱することができる.フランス語の歌をいくつか歌うことができる.フランス語の文章を聞いて書き取ることができる.フランス語の文章を読んで意味を理解することができる.

計画

1.小説,哲学,詩など,名文と言われるようなフランス語の一節を読み,理解し,発音の練習を兼ねて暗唱します.フランス語の歌を歌う,フランス語を聞いて書き取るなどの練習もします.

評価

授業中にそのときの課題をきちんとこなしているか,宿題の提出状況,暗唱のテスト,学期末テスト.以上を総合的に判断します.

再評価

なし.

教科書

コピーを配布します.

連絡先

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