2008年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 学部課程 — 3年(後期), 4年(後期)

欧米言語ゼミナール (その2)

教授・森岡 芳洋

2単位

目的

「欧米言語ゼミナール」そのものについては,「総論」を参照.本個別ゼミでは,人間が言語で無数の新しい文を作り出しかつ無数の新しい文を理解することを可能にしてくれる有限の仕組みについて,英語を主材料,日本語やその他の言語を副材料に,考え分析する演習を行う.受講者の年次,背景的知識,興味や研究主題応じて,扱う事項の種類と範囲,議論の焦点や角度を変えることがある.

概要

卒業研究の題材を見つけ,調べること.

注意

演習を通して,興味の対象を絞り込み,卒業研究の実行につなげて,ほしい.

目標

1.卒業研究の対象を絞り込むこと.

計画

1.予定している教科書の目次によれば,概略的内容は,次の通りである.なお,これは主として第3年次を想定しており,第4年次は,各個人の卒業研究の展開が基本になる.
2.1.導入 2∼4.意味論{いろいろな意味論,意味変化,意味の構造},5∼7.文字論{文字言語,文字文化圏},8∼15.歴史·比較言語学{言語の系統,言語地理学,歴史言語学,音変化,語彙変化,文法変化,祖語,祖語の再建},16.まとめ

評価

演習参加によるレポート.

再評価

行わない.

教科書

教科書 田中春美,他(著)『言語学演習』(1982初) 大修館書店

参考書 スティーブン·ピンカー(著),椋田直子(訳)『言語を生みだす本能(上)』,同『言語を生みだす本能(下)』(1995初) 日本放送出版協会

連絡先

森岡(088-656-7122, morioka@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 12時50分∼14時20分

備考

この授業科目は8単位まで履修することができます.