哲学思想基本研究I (その3)
准教授・山口 裕之
2単位
目的
井山弘幸・金森修『現代科学論』新曜社を読み,科学史や科学哲学の考え方を学ぶ.
概要
『現代科学論』を毎回2章ずつ読んできてもらい,担当者に内容・関連する知識・議論すべき論点などを発表してもらう.担当者以外の参加者は,それを受けて討論する.
キーワード
科学と哲学,哲学
注意
たくさん本を読むこと.毎回の授業で,関連する文献を紹介します.また,研究書の巻末には参考文献が掲載されています.それらを入手し,読み,報告すること.一ヶ月にどんなに少なくとも1冊,できれば週に1冊のペースで読むこと.
目標
1. | 科学史・科学哲学に対する基礎的な知識を身につける. |
2. | 自ら哲学的に思考する技術を身に付ける. |
計画
1. | イントロダクション |
2. | サイエンティスト・科学革命1 |
3. | 科学革命2・科学者集団 |
4. | サイエンスギャップ・科学的合理性 |
5. | 二つの文化・実験と観察 |
6. | 逸脱する科学・科学的ユーモア |
7. | 科学的発見・科学論文 |
8. | 境界設定主義・サイエンスイメージ |
9. | サイエンスウォーズ・科学の人類学 |
10. | 科学の公衆的理解・テクノロジーの思想 |
11. | 器に住み着く知性・人間以外 |
12. | サイボーグの彼方へ・サイバースペースの英雄 |
13. | バイオポリティクスの騒乱・差別の知 |
14. | フェミニズム科学論・エコフェミニズム |
15. | エコロジーの闘争・原子力の文化政治学 |
16. | まとめ |
評価
担当を分担して報告すること,3分の1以上の欠席をしないことが必要条件.報告の内容や発表の様子,議論への参加,学期末のレポートで総合的に成績評価する.
再評価
なし.
教科書
井山弘幸・金森修『現代科学論』新曜社
連絡先
山口(総合科学部1号館南棟2F, 088-656-7615, yamaguti@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜12:00-13:00