2008年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース 学部課程 — 2年(後期)

絵画表現研究

教授・平木 美鶴

2単位

目的

絵画は対象(モチーフ)をどれだけ見つめ理解することができたかどうかの結果でもある.対象をとりまく空間や光と影の関係など自然観察を通して,平面に再現していくなかで光と影の規則性など,自然のリズムを発見していくことができればと考える.具体的には,鉛筆デッサンを生かし,色ガラスを重ねるように薄く透明な水彩を重ね塗りして仕上げる透明水彩画と不透明な色彩を使いながら仕上げる不透明水彩の技法を使い,静物画を描く絵画の基礎技術の学習である.

概要

絵画基礎,水彩画

目標

1.絵画の基礎技術を学習する.
2.透明水彩と不透明水彩の技法を習得する.

計画

1.1.透明水彩の技法
2.· デッサンの基本的考え方
3.· 形の角度や比率を計る方法
4.· 構図について
5.· 鉛筆デッサンによる明暗
6.· 透明水彩の技法
7.·批評会,自作の作品についての感想を述べ合う.
8.2.不透明水彩の技法
9.· 形の取り方
10.· 不透明水彩の考え方
11.· 不透明水彩での明暗の作り方
12.· 不透明水彩での色彩の描き方
13.· 批評会,自作の作品についての感想を述べ合う.

評価

評価は,作品評価を基本として,出席や授業への取組み姿勢等を併用して行う.

再評価

行わない

教科書

教科書は,使用しない.準備物として水彩絵の具の道具一式と四つ切り画用紙,HB,B,2Bの鉛筆を持ってくること.また,油彩の道具を持っている人は,油彩による静物画の制作も可能である.

連絡先

平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 12時∼13時