空間デザインゼミナール
助教授・掛井 秀一
2単位
目的
18世紀末のホイットニーによる綿繰り機の発明は米国における綿の生産量を激増させ一部の人間に富みをもたらしたが,同時に米国南部における黒人奴隷制度を存続させる結果となり南北戦争の遠因となった.現代では技術が細分化し,その影響を瞬時に見極めることは困難な状況にある.しかし,デザインに於いてこれを考慮することは必須である.様々な対象のデザインに技術が及ぼしている影響を検討し,空間デザインに技術が及ぼす影響に対する感性を育成する.
概要
デザインの観点から先端技術を概観する感性を磨く.
注意
空間デザインを卒業研究として専攻する学生は必ず履修すること.この授業はディスカッション,発表を中心に構成されるので積極的に参加することが望まれる.
目標
1. | 現代社会に於けるテクノロジーの功罪について自分なりの考えを持つ. |
計画
1. | 1. インターフェイスのデザイン -コンピュータの明日- |
2. | 2. ゲームのデザイン -ゲームの進化- |
3. | 3. ソフトウェアのデザイン -Linuxの奇跡- |
4. | 4. コミュニティのデザイン -ケータイの絆- |
5. | 5. 身体のデザイン -サイボーグの誕生- |
6. | 6. 生命のデザイン -遺伝子操作の功罪- |
7. | 7. サイバースペースのデザイン -電脳の街- |
8. | など |
評価
積極性など授業への貢献により評価する.
再評価
実施せず.
参考資料
必要に応じて授業にて適宜文献(主に英文)を指定する.
連絡先
掛井(マルチメディアB棟206, 088-656-7166, kakei@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜日5·6(他の時間帯でもメイル等で連絡の上随時訪問可)