2008年度 総合科学部 人間社会学科 地域システムコース 学部課程 — 2年(前期)

地域調査法FI

准教授・樋口 直人

2単位

目的

本年度は,地域問題に関わる社会調査を行うための理論と方法を身につける.具体的には,滋賀県における新幹線新駅建設問題を扱う.そうした現象を調査する際の視点の持ち方,アプローチの仕方について学んでもらう.

概要

社会学において,理論と調査の往復運動は研究上不可欠であるが,講義と調査を架橋する機会は多くない.この講義では,自分が住む地域の政治に関する調査を事例として,地域調査の手順を学んでもらう.具体的には,滋賀県における新幹線新駅建設問題を事例として,議会や行政といった狭義の政治と,住民運動のような広義の政治に対して質的にアプローチする方法をテーマとする.授業にあたっては,公的機関の資料収集,インタビューに必要な問いの立て方,KJ法による議論の整理と仮説構築について,講義と発表形式により身につけていきたい.

注意

機器の台数や実習室の制約から受講者数を制限する場合がある.また,ボランタリー組織論IIは関係が深い科目なので,合わせて受講されたい.

目標

1.地域問題へのアプローチ方を身につける.

計画

1.オリエンテーション
2.地域問題の捉え方(1)
3.地域問題の捉え方(2)
4.地域問題の捉え方(3)
5.地域問題の捉え方(4)
6.地域問題の捉え方(5)
7.地域問題の捉え方(6)
8.地域問題の捉え方(7)
9.地域問題の捉え方(8)
10.地域問題の捉え方(9)
11.地域問題の捉え方(10)
12.地域問題の捉え方(11)
13.地域問題の捉え方(12)
14.地域問題の捉え方(13)

評価

出席点,発表の回数と内容により成績評価を行う.

再評価

行わない

教科書

教材は指定するが,追加で購入してもらうこともありえる.

連絡先

樋口(1210, 088-656-7200, vyw03403@nifty.ne(no-spam).jp)
オフィスアワー: (前期·後期)水曜日12時∼13時

備考

今年度開講せず,2010年度開講予定