2008年度 総合科学部 人間社会学科 地域システムコース 学部課程 — 2年(前期)

社会統計基礎論

准教授・豊田 哲也

2単位

目的

統計データを用いた分析は社会科学の重要な論証手段であるだけでなく,あらゆる調査研究に不可欠のツールである.本授業では表計算ソフトExcelの基本操作の習得から始め,統計分析の基礎的な理論と手法を実習形式で学ぶ.授業は目標は以下の3点からなる.(1)基本的な統計学の理論を理解する.(2)実践的な分析の技能を習得する.(3)複雑な社会的現象を探求する科学的態度を学ぶ.

概要

Excelを使った統計分析入門

キーワード

社会調査,統計学,情報リテラシー

注意

受講者は前提としてWindows操作の基礎的知識をすでに獲得していることが求められる.授業は講義と実習を組み合わせておこない,各回の内容に応じて課題を課す.なお,利用可能な端末の台数によって受講者を制限する場合がある.

目標

1.社会的な現象を客観的に把握し,統計的な分析手法を用いて,仮説を説得力ある形で提示する能力を身につけることを目指す.

計画

1.Excelの基本操作(1)
2.Excelの基本操作(2)
3.Excelの基本操作(3)
4.基本統計量(1)
5.基本統計量(2)
6.基本統計量(3)
7.コロプレスマップ
8.回帰分析(1)
9.回帰分析(2)
10.回帰分析(3)
11.統計の応用
12.確率と検定(1)
13.確率と検定(2)
14.確率と検定(3)
15.試験
16.授業のまとめ

評価

授業で与えられる作業課題について理解度·完成度を見るほか,試験によって統計学に関する知識や運用能力を問う.

再評価

行わない

教科書

教科書 縄田和満『Excelによる統計入門[第2版]』朝倉書店

連絡先

豊田(2329, 088-656-7154, toyoda@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 初回の授業時間に指示する.