2008年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 3年(通年)

経済学演習I

教授・眞弓 浩三

4単位

目的

資源環境経済学について学習し,各自の卒業研究テーマを決定し,卒業論文にまとめる.

概要

資源環境経済学

キーワード

持続可能性,エコロジー経済学,エネルギー分析,生物経済学

注意

特にはなし.

目標

1.生物経済学の基礎的な知識を取得するとともに,数理的な取り扱いを苦にしなくてすむようにする.判りやすいプレゼンテーションができるようになる.

計画

1.この演習では資源環境経済学を学ぶ.ただし,新古典派経済学によるアプローチはとらない.ジョージェスクレーゲンが1960年代に提唱し始めた方法論(生物経済学)にもとづき資源環境問題に取り組む.研究対象はエネルギー分析や太陽エネルギー利用技術の自立性のシステムダイナミックスモデル分析,土地の生態学的諸問題,農産物貿易やGMOの長期的な環境への影響の考察,そして古代文明没落の生態学的分析などである.3年次に基礎的文献を読み,4年次のはじめに卒業研究のテーマを決定し研究報告を順次行う.学生の進捗度に応じてフレキシブルに演習をする.英語の文献を中心にし,コンピュータ使用になれること,時間制限してプレゼンテーションすることにも慣れていただく.

評価

ゼミ発表および質疑応答で成績を総合的に評価する.

再評価

試験はしない.

教科書

この分野は多岐にわたるので演習時に各自の興味に応じて紹介する.

連絡先

眞弓(1316, 088-656-7175, mayumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: あらかじめメールなどで相談のうえお越しください.