2008年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 3年(前期)

社会科学特論II(ニュービジネス概論)

2単位

目的

ニュービジネスとは,新しいアイデアや専門的な知識·技術を駆使して創造的に展開される事業を意味する言葉であり,その主たる担い手はベンチャーと呼ばれる企業である.この授業の目的は,受講生がベンチャー企業を起業するために必要とされる知識,ノウハウ,そしてスピリットを提供することにある.

概要

活力ある日本社会の再生が求められている.こうした要請を受け,政府は平成14∼16年度にかけて「大学発ベンチャー3年1000社計画」を実施し,その目標はほぼ達成されたが,今後も継続的に起業家教育を推進していくことの重要性には変わりはない.この授業は,こうした認識にもとづいて,徳島県が支援して開設された「学生創業支援講座」である.

キーワード

ベンチャー企業,起業家育成,ビジネスプラン

注意

遅刻や授業中の私語は厳禁.

目標

1.ベンチャービジネスを起業するために必要な知識を習得すること
2.ビジネスプランが作成できるようになること

計画

1.ガイダンス
2.ニュービジネスとは?
3.基調講演
4.独立型ベンチャー成功のための理論
5.起業者に必要な法知識
6.資金調達と資本政策
7.間接金融
8.直接金融
9.会社経営の基礎
10.企業会計の基礎知識
11.ビジネスプラン作成のポイント
12.経営戦略とマーケティング
13.製品開発と知的財産権
14.ビジネスプラン作成実習
15.期末試験
16.ビジネスプラン発表会

評価

到達目標の達成度を評価する.授業計画のうち,4∼9は期末試験(60点分)で,10∼14はビジネスプランのレポート(40点分)で評価する.合計で60点以上であれば合格とする.

再評価

行わない.

教科書

教科書:特に使用しない.授業中にレジュメを配布する.

参考書:授業中に数冊紹介する予定.

連絡先

矢野(2221, 088-656-7182, yano@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

この授業は工学部の授業科目である「ニュービジネス概論/特論」を総合科学部学生に対して「社会科学特論Ⅱ」の授業科目で開講するものである