2008年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2008年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース 心理学サブコース 学部課程 — 2年(前期)

生理学概論

教授・小原 繁

2単位

目的

ヒトの身体の機能について講義を行います.構造上の基本単位は細胞になるので,細胞の機能から始めて,組織·器官としてどのような機能を持っているのか学んでいきます.基本を学ぶことにより日常生活における健康問題への適切な対応ができるようになる手がかりを身に付けて欲しいと考えています.

概要

ヒトの身体の仕組みを学ぶ

注意

この講義は養護教諭養成のために設定されたものです.しかし,受講希望者についての制限はありません.但し,他の授業科目(解剖学概論,運動生理学,人体構造機能学,神経生理学)と関連して講義内容を組み立ててあるので,関連講義も受講して欲しいです.

目標

1.細胞内にあるいろいろな器官の働きを理解する.
2.細胞から作られている組織について理解する.
3.内分泌腺とその腺から分泌されるホルモンの働きを理解する.
4.心臓と血管の働きについて理解する.
5.消化器系での消化·吸収について理解する.
6.腎臓の働きについて理解する.
7.血液やリンパ液などの体液について理解する.
8.ヒトの受精から誕生までの過程を理解する.

計画

1.以下は教科書「カラーで学ぶ解剖生理学」の章です.
2.第 1 章 はじめに
3.第 2 章 細胞と組織(16∼47頁)
4.第 3 章 人体の器官系(48∼63頁)
5.第 9 章 内分泌系(192∼217頁)(その1)
6.第 9 章 内分泌系(192∼217頁)(その2)
7.第 11 章 循環器系(232∼261頁)(その1)
8.第 11 章 循環器系(232∼261頁)(その2)
9.第1回筆記試験
10.第 14 章 消化器系(308∼331頁)
11.第 16 章 泌尿器系(344∼361頁)(その1)
12.第 16 章 泌尿器系(344∼361頁)(その2)
13.第 17 章 体液と電解質の平衡(362∼373頁)
14.第 18 章 酸塩基平衡(374∼387頁)
15.第 19 章 生殖器系(388∼411頁)
16.第2回筆記試験

評価

前半と後半の2回に分けてテストを行い,総合評価します.

再評価

1回行います

教科書

「カラーで学ぶ解剖生理学」

著 ゲーリー·A·ティボドー/ケビン·T·パットン

訳 コメディカルサポート研究会

医学書院,5600円,1999年,第1版第2刷

原本:Structure

連絡先

小原(088-656-7213, obara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日 午後5時より6時まで