2008年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2008年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース 心理学サブコース 学部課程 — 2年(前期)

解剖学概論

准教授・佐竹 昌之

2単位

目的

人体のそれぞれの器官が体全体の中でいかに助け合い,役割を分担しあっているのかを理解する.

概要

人体を部分部分に切り離していく過程を解剖といいます.解剖学は,人体の構造とそれを構成する各部分の相互関係を取り扱う学問です.人間の行動を学ぶ上でこれらの知識は欠かせないものです. 解剖学を学ぶとき,組織や器官の名称をただ単に暗記しようとしてもなかなか覚えられないばかりか,興味を持つことができません.この授業では,それぞれの器官が体全体の中でいかに助け合い,役割を分担しあっているのかを学習します. 私たちの体は実に見事に作られており,解剖学に関する知見を学べば学ぶほどその見事さに驚かされます.この授業を通して,自分自身の「からだ」をより身近なものに感じ取ってください.

キーワード

解剖,人体構造,人体機能

注意

この授業で詳しく取り上げることのできない項目については,次の授業科目で取り上げられていますので,それらの講義も受講することを望みます. (生理学概論·運動生理学·人体構造機能学·神経生理学(3年次開講))

目標

1.全身の11の器官について一般的な機能を理解する.
2.皮膚やその付属器官の構造·機能を,日常生活や運動場面との関連で理解する.
3.消化器官の名称とその相互関係を学び,食物の消化吸収の機序を理解する.
4.腎臓各部位について学び,尿の生成過程を理解する.
5.生殖器の構造·機能を学び,精子·卵子が受精するまでの過程を理解する.
6.感覚器(目,耳)の構造と機能を理解する.

計画

1.ガイダンス,人体の構造と機能についての概論·細胞と組織 (レポート)
2.組織および器官系について
3.器官について
4.外皮系と人体を構成する膜 (レポート)
5.骨格系
6.骨格筋系 (その1)
7.骨格筋系 (その2)
8.神経系
9.循環器系
10.消化器系 (その1)
11.消化器系 (その2) (レポート)
12.泌尿器系
13.男性生殖器
14.女性生殖器 (レポート)
15.感覚器官(目,耳)
16.定期試験

評価

レポート及び定期試験(持ち込み不可)

再評価

定期試験のみ,同様の方法で再試験を行います.

教科書

カラーで学ぶ解剖生理学,ゲーリー·A·ティボドー他著,医学書院 5600円

参考資料

補助教材(印刷資料)を使用します.第3回目の授業時に配布します.

連絡先

佐竹(3119, 088-656-7212, satake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日:16時30分∼17時30分