2008年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学部課程 — 3年(前期)

看護学II(耳鼻咽喉科学)

准教授・田村 公一

2単位

目的

学校健康診断の耳鼻科検診で扱う,児童生徒の耳鼻咽喉科疾患を理解し,学校現場での予防活動や健康教育に必要な知識を習得させる.特に,学習活動と関連の深い難聴を来す疾患の鑑別,対処法についても学習させる.

概要

養護教諭として,児童生徒の健康管理や健康教育を遂行していくために必要な疾患の概要を学び,学校現場での対応や指導に役立てる.

注意

1.この授業は小児歯科学,外科学,耳鼻咽喉科学,眼科学からなる看護学IIの耳鼻咽喉科領域の授業です.授業の日程は,後日掲示します.2.講義室は医学部基礎A棟4階「第2大学院カンファレンス室」です.3.受講生の中に代表者及び副代表者を決めてください.4.代表者(又は副代表者)は講義の前に医学部学務課(基礎A棟2階)で鍵を借りて講義室をおけ,講義終了後に施錠して鍵を返却してください.5.顔写真(カラー:縦33×横22mm程度)付き名札をつけてください.名札は貸与します.

目標

1.児童生徒の健康状態を把握し,判断するために必要な耳鼻咽喉科学の基礎を学習する.

計画

1.1.耳,鼻·副鼻腔,咽喉頭の構造と機能
2.2.中耳伝音機構,内耳感音機構
3.3.難聴を来す疾患とその予防,対処法
4.4.その他小児期における耳鼻咽喉科の疾患各論
5.5.健康診断時に注意すべき疾病及び異常(平成6年12月学校保健法施行規則の一部改正)
6.1)慢性中耳炎
7.2)滲出性中耳炎
8.3)アレルギー性鼻炎
9.4)副鼻腔炎
10.5)扁桃肥大·アデノイド
11.6)音声·言語異常
12.7)難聴(伝音難聴,感音難聴,学校で注意すべき難聴)

連絡先

田村(tamurak@clin.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)