2008年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 物理系サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)

2008年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 化学系サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)

2008年度 総合科学部 自然システム学科 物質·環境コース 地学系サブコース 学部課程 — 2年(前期, 集中)

物質システム特論II

教授・武田 美雄

1単位

目的

火山などの地学現象,地球の誕生と進化,災害予測に関する研究等について地球科学の学問としての面白さに触れながら,我々の現在及び将来の生存を左右する環境問題を考える際の基礎知識と,科学的なものの考え方を身に付けることを目的とする.

概要

火山などの地球上のダイナミックな地学現象,地球の誕生と進化などが主要なテーマである.

注意

集中講義として行われるので,休まないように受講すること.積極的な受講態度でのぞんでください. この集中講義と松井·関澤先生の集中講義の両方をとって初めて2単位認められる.この授業単独では単位は認められないので注意すること.

目標

1.地学(地球科学)は自然科学の中でも最も学習しやすく,かつ我々の生活に直結する問題を多く扱っている.本講義では,地球にまつわる基礎事項について,初心者にも分かり易い授業を目指す.特に,高校での地学未履修者にも,十分理解可能な配慮をする.また,私は,火山の噴火を専門にしているので,これに関連する研究の話も行なう.さらに,科学者と社会の関係などにも,考察を進めてゆきたい.地学を初めて勉強する学生にも面白く,その重要性を再認識してもらえると思う.

計画

1.1.火山の噴火から見る地球-伊豆大島1986年噴火の事例から
2.2.噴火の物理現象の解析
3.3.火山地質学の手法-阿蘇火山の事例から
4.4.火砕流噴火とカルデラ火山の形成
5.5.プレート·テクトニクスと火山現象
6.6.プルーム·テクトニクスと巨大噴火
7.7.秩父帯·四万十帯の玄武岩質火山岩類

評価

出席状況,授業への取り組み姿勢と,試験(持ち込み不可)結果を総合して評価する.

再評価

実施しない.

連絡先

オフィスアワー: 集中講義のため特に設けない.
オフィスアワー: 集中講義のため特に設けない.

備考

本年度開講せず.2007年度に開講される可能性あり(未定)