2008年度 総合科学部 自然システム学科 生命·環境コース 生命環境サブコース 学部課程 — 3年(通年)

生命環境セミナー

教授・小山 保夫

4単位

目的

どのような卒業研究を進めるか.それを知るためには,どのような研究が行われているか,知ることが必須である.もし,すでに研究が行われていることを研究しても,それが論文として認められることは少ない.よって,卒業研究に取りかかる最初のステップとして,最近の論文を読んでみましょう.また,英語の力を付けて,レベルの高い大学院の入学試験に確実に合格できるようにします.

概要

化学物質の環境影響評価の最近の論文を読んでみましょう.

注意

英語は苦労しないと上手くならないから,気持ちが悪くなるくらい読むことです.とにかく,「修行」と思って頑張ることです.三時間くらいは連続して,英語を読み続ける忍耐力が必要です.

目標

1.少なくとも何をしたら研究らしいものになるのか,論文が纏められるか,自分で考えることができる.

計画

1.(前期)論文を探そう.どうしたら,必要な論文を見つけることができるか.そして,論文の構成はどのようになっているのか.また,どのように英語の論文を読んでいくのか.書いて行くのか,それらをしっかりと学んでもらいます.
2.(後期)論文を説明しよう.書いてあることを解りやすく説明しよう.どのようにしたら,皆の前でうまく説明できるか.それには,どのような資料を揃えたら良いのか.また,自分で出した研究データをどのように図にしたらうまく説明できるのか.データからどのような結論を導き出すのか.それらをしっかりと体験してもらいます.最終的には論文が作成できるようになってもらいます.

評価

読んだ論文一つにつき十点.通年の科目ですから十篇は読んでもらいます(つまり百点を目指して勉強してもらいます).

再評価

ありません.

教科書

化学物質の環境影響評価に関する論文を国際的なジャーナルから選んでもらいます.

連絡先

小山(3N06, 088-656-7256, oyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 論文の英語が理解できないときは,早め早めに質問しなさい.午前8時から午後5時までならば,特に時間は設定しません.