2008年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

医用工学

Medical Technology

教授・松木 均, 教授・堀 均, 教授・高麗 寛紀, 教授・長宗 秀明, 教授・辻 明彦, 教授・野地 澄晴, 教授・中村 嘉利

2単位

目的

医用工学の最近の動向を知り,ナノテクノロジーやインフォメーションテクノロジーにおける生物工学の応用と社会への貢献について理解する.

概要

医用工学の最近の動向と生物工学の役割と将来性について理解する.

キーワード

脂質膜,医薬品,殺菌,遺伝子,タンパク質,RNAi,バイオマス

要件

特になし.

注意

特になし.

目標

1.最近の医用工学の進歩における生物工学の役割について理解する.
2.バイオテクノロジーにおける最新の分析機器の原理と応用

計画

1.脂質膜の環境適応性とその医学・工学的応用
2.脂質膜の物理化学的キャラクタリゼーション
3.医用工学用検査試薬の有機合成反応型高純度化モデル
4.医薬品研究開発プロセスにおける超高純度化技術の実例
5.表面殺菌機能化医用材料の基礎
6.表面殺菌機能化医用材料の応用
7.PCRなどの遺伝子増幅を利用した遺伝子分析法
8.FACSなどの抗体を用いた細胞分析・分取法
9.中間試験(到達目標1・2の一部評価)
10.微量タンパク質の構造解析法
11.タンパク質の超高感度定量法
12.RNAi法について
13.In situ hybridization法について
14.医用バイオセンサーを用いた計測と制御
15.バイオマスからの生理機能性物質の構造と評価
16.期末試験(到達目標1・2の一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標2項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする.達成度は中間試験(60%),期末試験(40%)で評価する(出席点は加えない).

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(A),(C),(D)に対応する.

対象学生

開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能

教科書

受講者に講義資料を配布する.

参考資料

特に指定しない.

連絡先

辻(化生棟710, 088-656-7526, tsuji@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日16:20-17:50

備考

原則として再試験は実施しない.