化学序論2
Introduction to Chemistry 2
目的
高校で修得する化学と専門科目としての化学との間には大きな溝がある.本講義はその溝を埋めるためのものであり,化学を科学的に理解するための基礎力の養成を図る.
概要
化学は広範囲であるため,化学序論2では特に有機化学に重点をおき,有機化合物の基本的な構造·性質について講義する.さらに学生自らが設定したテーマの調査分析プレゼンテーション(創成型プログラム)を行う.
キーワード
有機分子の構造,混成軌道,有機酸塩基,創成型プログラム
先行科目
関連科目
目標
1. | 有機分子の構造と混成軌道の関係について理解する(1,3,5,7,9,15回目の講義). |
2. | 有機酸と有機塩基について理解を深める(11,13,15回目の講義). |
3. | 学生自ら設定したテーマの調査研究(創成型プログラム,偶数回目の講義). |
計画
1. | 原子の構造と電子配置 教科書第1章を予習する. |
2. | 創成型プログラム |
3. | 炭化水素の分子構造と混成軌道 |
4. | 創成型プログラム |
5. | 有機化合物の構造と混成軌道 |
6. | 創成型プログラム |
7. | 極性共有結合と電気陰性度 教科書第2章を予習する. |
8. | 創成型プログラム |
9. | 共鳴効果 |
10. | 創成型プログラム |
11. | 酸と塩基の強さ |
12. | 創成型プログラム |
13. | 有機酸と有機塩基 |
14. | 創成型プログラム |
15. | 期末試験 |
16. | 創成型プログラム |
評価
講義への参加・取り組み状況と小テストまたはレポート(50%)及び最終試験の結果(50%)を総合して評価する.創成型プログラムに関するプレゼンテーションを評価に加える.合計60%以上の成績を修めた者を合格とする.
JABEE関連
本学科教育目標(A:◎)に対応する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
マクマリー有機化学(上)伊東他訳(東京化学同人)
参考資料
有機化学の考え方---有機電子論 右田俊彦他著 (裳華房)
ボルハルト·ショア-現代有機化学(化学同人)
連絡先
河村(化410, 088-656-7401, kawamura@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
右手(化学棟406, 088-656-7402, ute@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 15:00 ∼ 17:00
安澤(化512, 088-656-7421, mik@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 16:30∼17:30
備考
(担当) 河村-1A,右手-1B