2008年度 工学部 建設工学科 昼間コース — [選択必修(C)] 3年(後期)

計画プロジェクト評価

Project Evaluation Methods for Infrastructure Planning

教授・近藤 光男, 教授・山中 英生, 肩書不明・廣瀬 義伸, 准教授・滑川 達

2単位

目的

土木施設の計画において,事前にその効果·影響を把握し,その望ましさを財政,経済,環境,厚生などの基準から評価する.地域,都市レベルでの具体的な施設整備計画を対象に,プロジェクトを評価する方法について学ぶとともに,具体的な評価について資料収集·分析,報告·発表を行うことで,土木計画における基礎的素養を身につけることを目的とする.

概要

プロジェクト評価に関わる基礎的な手法,事例を学習した上で,総合課題としての交通プロジェクトに対して,プロジェクト評価を自主的に遂行し,その成果を発表する.その中で,評価結果を分析する能力を養う.

キーワード

四段階推定法,費用便益分析

関連科目

環境を考える

要件

都市·交通計画の履修が必要.エクセルを用いた実習を含むのでその基本を習得しておくことが望ましい.

注意

計画数理,公共計画学,地域·交通計画の履修を前提とする.

目標

1.交通計画の基礎的手法,計画プロジェクトの費用便益分析手法を利用できる能力を身につける.

計画

1.計画プロジェクトの評価方法
2.交通需要予測手法パーソントリップ調査,4 段階推定法·クイズ1,2
3.交通需要予測手法発生集中分析,分布分析·クイズ3
4.交通需要予測手法手段選択分析,配分計算·クイズ4,5
5.費用便益分析費用と便益·クイズ6
6.費用便益分析便益の計測法·クイズ7
7.費用便益分析帰着費用便益·クイズ8
8.総合課題T 都市圏の交通プロジェクト策定
9.総合課題コースワーク1 人口フレーム推定
10.総合課題コースワーク2 交通発生集中予測
11.総合課題コースワーク3 交通手段予測
12.総合課題コースワーク4 整備計画代替案
13.総合課題コースワーク6 便益計測
14.総合課題コースワーク5 費用便益計算
15.総合課題コースワーク7 プロジェクト評価プレゼンテーション

評価

到達目標が達成されているかを,クイズと総合課題(レポート·プレゼンテーション評価)の割合を2:3として算出される評点により評価し,評点≧60%を合格とする

JABEE合格

【成績評価】と同一である.

JABEE関連

本科目は本学科の教育目標の3(3)に,100%対応する

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

森杉壽芳,宮城俊彦:都市交通プロジェクトの評価,コロナ社

参考資料

テーマに応じて指示する

連絡先

山中(A410, 088-656-7350, yamanaka@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: オフィスアワー:年度ごとに学科の掲示板を参照のこと
近藤(エコ602, 088-656-7339, kondo@eco.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
廣瀬(連絡先未登録)
滑川(A412, 088-656-9877, namerikawa@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: オフィスアワー:年度ごとに学科の掲示を参照すること

備考

総合課題では,PCを持参すること