言語工学1
Language Engineering 1
教授・任 福継
2単位
目的
言語工学で必須な形式文法と基礎数学,そして,自然言語のコンピュータによる処理における形態素解析と構文解析技術を修得させる.
概要
自然言語の基本性質とモデルから始め,言語工学における形態素解析や構文解析の基礎を,実例を与えながら技術的な観点から講義する.
キーワード
形態素解析,構文解析,自然言語処理,電子化辞書
先行科目
関連科目
目標
1. | 自然言語のコンピュータによる処理で必須な形式文法,そして,言語工学における礎的な形態素解析と構文解析技術を修得させる. |
2. | 授業で取上げる内容は,自然言語処理だけではなく,プログラミング言語処理にも有用な考え方と技法であるが,言語工学における重要なアルゴリズムを勉強し,知能情報工学を考える能力を育成する. |
計画
1. | 言語工学概観 |
2. | 基礎数学I |
3. | 基礎数学II |
4. | 形態素解析I |
5. | 形態素解析II |
6. | 形態素解析III |
7. | プロジェクトI |
8. | 構文解析I |
9. | 構文解析II |
10. | 構文解析III |
11. | プロジェクトII |
12. | 電子化辞書I |
13. | 電子化辞書II |
14. | 電子化辞書III |
15. | 最新動向とアプリケーション |
16. | 試験 |
評価
講義に対する理解力の評価は講義への参加状況,演習の回答,レ ポートの提出状況と内容(35%)及び最終試験成績(65%)を総合して行う.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
長尾真 編 「自然言語処理」岩波書店.
参考資料
岡田直之 著 「自然言語処理入門」共立出版, 東条敏 著 「自然言語処理入門」近代科学社, 石崎俊 著 「自然言語処理」昭晃堂
連絡先
任(C棟204室, 088-656-9684, ren@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日午後4時ー午後5時, 木曜日午後4時ー午後5時
備考
オートマトンと言語理論を受講しておくことが望ましい.