2008年度 工学部 知能情報工学科 昼間コース — [選択] 4年(前期)

国際経営論

Global Business

非常勤講師・片山 善行

2単位

目的

グローバル化·情報化の大波の中で,グローバル経営を展開する企業が直面する諸問題·課題を最新の事例を基に検討し,その指針·解決策を探る.

概要

近年特に,M&A(企業の合併·買収)は経営戦略における有効な選択肢の一つとして,日本でも確実に定着してきている. そこで本講では,M&Aの戦略的意義·スキーム(構造)·税務的側面·ビジネスインフラ(関連諸法制)の改善等を中心テーマとして,株式価値の創造という視点から検討する.

計画

1.変貌するM&Aと新たな展開
2.経営戦略としてのM&A(I)
3.経営戦略としてのM&A(II)
4.M&Aブームの背景にあるもの-株式価値の創造
5.M&Aの戦略構造と株式交換(移転)制度
6.M&A関連法制の改善点
7.M&Aの手順と進め方
8.M&Aと税務戦略
9.M&Aと税務戦略のシミュレーション
10.ポストM&Aのリストラと税戦略
11.移転価格と税戦略
12.敵対的M&Aと防衛策
13.M&Aと株主価値の創造
14.外国人のものの考え方,外国人とのつき合い法
15.質疑応答
16.期末試験

評価

受講姿勢·期末試験の結果を総合的に評価する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

プリントと資料を配付する.

参考資料

片山善行「海外事業展開における税務戦略」中央経済社

服部暘達「M&A 成長の戦略」東洋経済新報社他

備考

出席を重視するので,必ず出席のこと.