2008年度 工学部 光応用工学科 昼間コース — [選択(A)] 3年(後期)

コンピュータネットワーク

目的

本講義では,情報流通基盤としての通信ネットワーク全体を体系的に把握し,それを支える基本的な主要技術を理解する.

概要

本講義では,まず,通信ネットワークの全体像を体系的に把握するために情報流通基盤としてのネットワークの変遷について学ぶ. 次に,それらを支える基盤技術について理解を深めるとともに,現在のIPネットワークが抱える問題点とそれを解決するための新しい技術を学ぶ. 本講義は集中講義で行う.

キーワード

情報ネットワーク,コンピュータ·ネットワーク,IPネットワーク,ネットワーク·アーキテクチャ

先行科目

コンピュータ入門1,情報通信理論

関連科目

コンピュータネットワーク演習

要件

特になし.

目標

1.通信ネットワークの全体像を体系的に把握し,それらを支える基盤技術を理解する.
2.現在のIPネットワークが抱える問題点とそれを解決するための技術を理解する.

計画

1.情報通信ネットワークの概要
2.インターネットとコンピュータネットワーク
3.公衆電話網とディジタル回線
4.コンピュータネットワークのための伝送網
5.異機種間相互接続
6.OIS参照モデル(上位層)
7.OIS参照モデル(下位層)
8.TCP/IP
9.インターネットとIPネットワーク
10.IPネットワークによる情報流通
11.LAN
12.無線ネットワーク
13.ブロードバンド·アクセスネットワーク
14.ネットワーク機器
15.ネットワークシステムの設計·構築·運用
16.期末試験

評価

平常点を4割,期末試験を6割として評価する. 平常点は小テスト,レポート,受講姿勢の総合評価とする. 小テストは講義内容の理解を確認する程度の簡単な問題とする. レポートは,深い考察が必要な課題を出し,思考力を試す.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

使用しない

参考資料

Behrouz Forouzan, "Introduction to Data Communications and Networking," McGraw-Hill

連絡先

光応用工学科教員