2008年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択] 3年(後期)

照明電熱工学

Illuminating and Electric Heating Engineering

教授・井上 廉, 准教授・下村 直行

2単位

目的

我々の日常生活に密着し,電気エネルギー利用の最も古い歴史を持つ照明と電熱工学について学修する.前者は視覚情報に深く関係しており,また,後者は効果的·効率的なな熱エネルギー利用を目指す.これらの事項についての必要な基礎知識を修得する.

概要

各種光源の発光機構,照明基礎量,照明計算及び電熱工学における電気エネルギーの基礎と応用に言及する.

キーワード

電熱,照明設計,視環境

要件

「電気磁気学1」と「電気回路1」を受講しておくこと

目標

1.各種光源の特性が理解でき,屋内外における簡単な照明設計が可能となる.
2.各種電熱機器の特徴を理解し,電熱計算が出来る.

計画

1.光変換における測光量と単位
2.光の見え方·演習
3.照明諸量の定義と実際
4.各種光源の特徴と利用方法
5.照明計算の基礎
6.照明理論計算·演習
7.照明実例計算·演習
8.中間試験
9.電気加熱の特徴
10.各種電気加熱方式
11.熱伝達の基礎
12.熱回路理論
13.熱回路の特徴
14.電気加熱の実際
15.その他電気応用
16.期末試験

評価

到達目標が達成されているかを試験80%(中間試験40%,期末試験40%),平常点(ミニテスト,レポート等)20%で評価し,全体で60%以上で合格とする.

JABEE関連

(D)専門基礎30%,(E)専門分野(電気エネルギー)70%

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

大松松次郎原著「新しい照明ノート」オーム社

参考資料

電気学会編「照明工学」オーム社

電気学会編「電熱工学」オーム社

高野·千葉著「電力応用1(照明·電熱)」朝倉書店

連絡先

下村(E棟2階北 B-8, 088-656-7463, simomura@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月) 16:00 - 19:00 ※掲示板で確認されたい.

備考

我々の日常生活に密着した内容を含んでおり,学修した内容を実際に確かめる習慣と創意工夫が本講義の理解度を高める.