2008年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択必修(F)] 2年(後期)

制御理論1

Control Theory (I)

准教授・安野 卓

2単位

目的

伝達関数法に基づき,周波数応答法による表示法と安定判別法および制御系の設計法の基礎を理解修得させる.

概要

本講では,周波数応答法を基礎とする安定判別法および設計法について述べる.

関連科目

過渡現象

要件

「システム基礎」をはじめとして「電気回路1,2」,「過渡現象」等の基礎科目を修得していることが望ましい.

注意

予習,復習を十分行うこと.

目標

1.周波数応答特性の表示法およびそれらを用いた安定判別法を習得する.
2.制御系の設計仕様および設計法を習得する.

計画

1.ナイキスト線図(1回)
2.ボード線図(2回)
3.ニコルス線図(1回)
4.ナイキスト安定判別法(2回)
5.中間試験
6.制御系の構成(1回)
7.制御系の設計仕様(3回)
8.制御系の設計法(2回)
9.設計法の演習(1回)
10.期末試験
11.試験の返却とまとめ

評価

試験80%(中間試験40%,期末試験40%),平常点20%(レポート等)として評価し,総合60%以上で合格とする.

JABEE関連

(D)専門基礎50%,(E)専門分野(電気電子システム)50%

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

西村編「制御工学」森北出版株式会社

参考資料

制御理論のテキストは多数出版されており,いずれを参考にしても良い.

連絡先

安野(E棟2階北 B-5, 088-656-7458, yasuno@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

教科書の章末問題を各自解いておくこと.