通信応用工学
Applied Communication Engineering
非常勤講師・入谷 忠光
2単位
目的
実用化された通信システムの代表的な例をあげ，その目的と通信システムの解説を行う．
概要
通信で用いられる電磁波と伝送路，主に無線通信システムの解説を行う．各種通信方式の復習とこれらを応用した例として，衛星通信，放送，携帯電話等の移動体通信等の各種システムの解説を行う．そして距離を測る例としてレーダシステムを解説する．(講義形式)
キーワード
多元接続，移動通信，衛星通信，レーダ，測距
要件
「情報通信理論」，「通信工学」を受講しておいてほしい．
注意
週2回の講義を行う．通信方式の講義が終了すれば中間試験を行う．その後はレポートと期末試験を行うので毎回の予習·復習は欠かさず行うこと．
目標
| 1. | 実際のアナログとディジタル通信システムの概要が理解できる. |
| 2. | 電波を用いた数々のリモートセンシング方式が理解できる.(授業計画1∼6，8∼15および中間試験と期末試験による) |
計画
| 1. | 通信応用工学について |
| 2. | 電磁波について |
| 3. | 伝送路 |
| 4. | アンテナ·レポート |
| 5. | アナログ通信方式について |
| 6. | ディジタル通信方式について |
| 7. | 中間試験 |
| 8. | 衛星通信システム |
| 9. | 放送システム |
| 10. | 移動体通信システム·レポート |
| 11. | レーダシステム |
| 12. | 測位·航法システム |
| 13. | 周波数の有効利用 |
| 14. | 光通信システム |
| 15. | 質問·総括 |
| 16. | 期末試験 |
評価
試験80%(中間試験40%，期末試験40%)，平常点20%(レポート等)で評価し，全体で60%以上あれば合格とする．
JABEE合格
単位取得条件と同一基準で合格とする．
JABEE関連
(D)専門基礎20%，(E)専門分野(電気電子システム)80%
対象学生
開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能
教科書
藤本京平著「入門 電波応用」共立出版
参考資料
田崎三郎他著「通信工学」朝倉書店
アンテナに関して例えば，後藤尚久著 「図説·アンテナ」 電子情報通信学会
連絡先
入谷(E棟3階北 C-2, 088-656-7478, iritani@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)