2008年度 工学部 生物工学科 昼間コース — [必修] 2年(前期)

微生物学1

Microbiology 1

目的

遺伝子組換えや発酵工学に応用される微生物の種類,エネルギー獲得系と生体内酸化還元反応との関係,生合成経路など,微生物学一般の基礎的知識を修得する.

概要

生物工学領域では多種多様な微生物を取り扱う.従ってこれらの微生物の特徴を正しく理解することが必要となる.本講義では栄養要求性など微生物を取り扱うために必要な基本的事項を講述する.また,これらの微生物の多様なエネルギー代謝等について講義し生命圏における微生物の占める位置についての理解を図る.

キーワード

微生物,エネルギー代謝,栄養要求性

関連科目

微生物工学

注意

本講義においては中間試験及び期末試験を行い総合評価の対象とするため,毎回の予習と復習を欠かさず行うこと.

目標

1.微生物の栄養要求性の多様性を理解する.中間試験1(60%),期末試験(40%)
2.酸化還元反応とエネルギー代謝の関連を理解する.中間試験1(60%),期末試験(40%)
3.地球環境と微生物の関わりについて理解を深める.中間試験2(60%),期末試験(40%)

計画

1.微生物の種類
2.エネルギー獲得様式の概要
3.微生物の栄養要求性
4.有機物酸化型エネルギー代謝
5. 〃
6.無機物酸化型エネルギー代謝
7.生体内酸化還元反応とエネルギー代謝
8.中間試験1(到達目標1および2の一部評価)
9.光エネルギーと微生物
10. 〃
11.エネルギー代謝系の進化
12.地球環境と微生物
13.微生物による生合成
14.中間試験2(到達目標3の一部評価)
15.中間試験解説
16.期末試験(到達目標全ての一部評価)

評価

出席率80%以上で,到達目標3項目が各々60%以上達成されている場合を持って合格とする.出席点は加えない.

JABEE合格

成績評価と同じ.

JABEE関連

本学科教育目標(C),(D)に対応する.

対象学生

他学科学生も履修可能

教科書

資料を配布する

参考資料

Brock Biology of Microorganisms ISBN 0-13-081922-0

連絡先

生物事務室(M棟703)