2008年度 工学部 電気電子工学科 昼間コース — [選択必修(B)] 2年(前期)

プログラミング演習1

Programming Exercise (I)

助教・宋 天

1単位

目的

プログラミング言語C(以下,C言語)を用いたコンピュータプログラミングについて講義し,演習を行うことで,コンピュータにおけるプログラミングの考え方を理解させるとともにC言語プログラムの読解力および基本的なプログラム作成技法を習得させる.

概要

多様な目的を果たすためにコンピュータを用いるには,プログラミングの知識は技術者にとって欠くことのできない要素である.本演習では,代表的な手続き型プログラミング言語の一つであるC言語について,プログラム開発ツールの使い方を習得させた後,(1)基本的なデータ入出力,(2)条件分岐処理,(3)繰り返し処理,(4)配列を利用するプログラムについて講述し実習を行なう.

キーワード

プログラミング言語C,プログラミング書式,演算子,制御構造,配列

要件

「コンピュータ入門」を履修していること.

注意

毎週の演習では,前半を講義,後半を実習形式で行う.実習で作成したプログラムは以降の演習に利用するため,実習で科されたプログラムは必ず次の演習時間までに完成させておくこと.

目標

1.C言語の文法を理解する.
2.C言語プログラムの読解力を習得する.
3.C言語プログラミング手法を習得する.

計画

1.UNIXの基本コマンド
2.プログラム開発環境の操作方法
3.C言語のプログラム書式
4.データの型
5.演算子
6.入出力関数(scanf, printf関数)
7.文字列の構造と入出力
8.条件分岐処理(if文)
9.多方向分岐処理(switch文)
10.繰り返し処理(for文)
11.繰り返し処理(while文)
12.繰り返し処理(continue, break文)
13.配列(1次元)
14.配列(2次元)
15.期末試験(到達目標1,2,3の評価)
16.試験の返却と解説等まとめ

評価

到達目標の3項目が各々達成されているかを試験70%,平常点(実習レポートなど)30%とし,3項目平均で60%以上あれば合格とする.ただし,C言語プログラミング経験者に関しては試験の比率を100%として評価を行なうことがある.

JABEE関連

(B)社会情報20%,(C)工学基礎40%,(D)専門基礎40%

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

講義の最初に配布するプリントを使用する.

参考資料

阿曽弘具ほか 共著「UNIXとC」(近代科学社)

連絡先

宋(E D-4, 088-656-7484, tiansong@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

卒業研究,大学院での研究ではコンピュータプログラミングができることが前提となっていることが多い上に,電気電子工学科卒業生としてコンピュータプログラミングが行える能力を身につけているのが当り前となっている.必ず受講してプログラミング能力を身につけること.