2008年度 工学部 知能情報工学科 夜間主コース — [選択] 3年(後期)

音声•音楽情報処理

講師・柘植 覚

1単位

目的

マルチメディア情報処理に必要不可欠な音信号を処理するための基礎知識およびプログラミング技術を習得する.

概要

まず,人間の聴覚および発声機構の仕組みを学ぶと共に,音信号を録音する手法を学ぶ.次に,音信号をデジタル信号に変換する方法,および,デジタル化された音信号をプログラムにより加工·編集する技術を学ぶ.さらに,雑音除去,臨場感のある音響効果,人に聞きやすい音作りを,プログラミングを通じ学ぶ.また,音声認識·音声合成·音楽検索等の音研究の最先端技術の紹介も行う.

キーワード

音声,音楽,オーディオ,音響信号処理,音声認識

要件

C言語で,ファイルの読み書きをプログラミングできること.

目標

1.音信号を周波数軸上で扱える
2.コンピュータで音声波形を加工編集できる
3.人間の聴覚特性を理解する

計画

1.音の不思議
2.音の物理と数学
3.音声と聴覚
4.音信号とフーリエ級数展開
5.フーリエ級数展開プログラミング
6.録音機器
7.アナログフィルタ
8.アナログ·ディジタル変換
9.微積分とアナログフィルタシュミレーション
10.ディジタルフィルタ
11.音響分析
12.音響分析プログラミング
13.音声認識·音声合成技術
14.雑音除去手法
15.雑音除去プログラミング
16.定期試験

評価

定期試験(60%),レポート(40%)

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

「基礎音響·オーディオ学」(小泉宣夫)

参考資料

電気回路,信号処理工学で利用した教科書も利用する.

連絡先

柘植(D棟204, 088-656-7512, tsuge@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 14:00∼15:30, 水曜日 14:00∼15:30