2008年度 工学部 機械工学科 夜間主コース — [必修] 3年(後期)

機械設計

Machine Design

准教授・岡田 健一

2単位

目的

機械設計の思考過程から始め機械要素の個々の機能に関する講義を行ない機械を設計する際に必要 となる事がらについての基礎知識を修得させる.

概要

機械は機械要素を有機的に組合わせて所期の目的に合うように作ったものであるという考えから,個々の 要素の選択とそれを組合わせる思考過程の重要性を考えて設計におけるプロセスおよび要素の機能に関する講義を行 なう. また機械材料の強度設計を基本にした機械材料の強度,剛性に関する項目もとり入れる.

目標

1.1.機械設計のプロセスを理解する
2.2.強さ設計の考え方を理解する
3.3.機械要素の知識を身につける
4.4.機械材料および加工法の基礎知識をもつ

計画

1.機械設計とは
2.設計のプロセスの内容
3.機械における基本機能
4.機構の構造化
5.機能と形状
6.形状と制約条件
7.機械材料の強度
8.機械材料の剛性
9.寸法の知識
10.はめあい,表面粗さ
11.設計と加工
12.加工法
13.機械要素1
14.機械要素2
15.機械要素3
16.定期試験

評価

講義への取組み状況,レポートおよび最終試験の成績を総合して行なう.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

畑村洋太郎編「続·実際の設計」日刊工業新聞社

参考資料

日本機械学会編「機械工学便覧」(日本機械学会)

機械設計シリーズ(オーム社)

JISハンドブック(日本規格協会)

連絡先

岡田健一(M123,656-7395,okada@me.tokushima-u.ac.jp)

備考

1.機械の授業が解析を主としているのに対し機械設計の授業は総合をはかろうとする. そこで,材料,材料 力学,振動,機械加工等の基礎知識が求められる.
2.平常点と試験の比率はほぼ5:5とする.