2008年度 工学部 機械工学科 夜間主コース — [必修] 2年(後期)

生産シミュレーション

NC Machine Tools

准教授・升田 雅博, 助教・溝渕 啓

3単位

目的

自らの発想により製作品を考え,マシニングセンター,NC旋盤などを使って機械加工を行う際の 精度,経済性などに関する問題点を考えるとともに,NC工作機械による機械加工の基本的考え方を習得する.

概要

マシニングセンター,NC旋盤,溶接などの実習,および工具寿命から見た切削条件の選択法を実験を通 して演習するとともに,NC工作機械の構成要素,サーボ機構の概念などの機械構造とNCプログラミングにおける 加工技術について講義する.

キーワード

機械工作,工作機械

要件

心身ともに健康である.

注意

指導員の指示に従って盲目的に作業するのではなく,研究的態度で臨むことが大切である.工作機械類を取り扱うので,指導員の注意を厳守すること.

目標

1.機械加工による「ものづくり」を理解する.
2.機械加工の中心であるNC工作機械の構成を理解する.
3.工具や加工条件の選択など機械加工技術の基本を理解する.

計画

1.安全教育と実習概要
2.マシニングセンター用プログラミング
3.マシニングセンターによる加工
4.NC旋盤用プログラミング
5.NC旋盤による加工
6.溶接
7.溶接部品の性能試験
8.工具摩耗試験
9.工具寿命線図の作成
10.技術史,NC工作機械概要
11.NCサーボ機構,ならい制御演習
12.NCサーボの要素,パルス分配方式演習
13.歯車機構,慣性モーメント演習
14.NC機械系とサーボ系とのマッチング,剛性計算演習
15.工作機械の動向

評価

実習における取組み状況10点,実習·演習レポートの内容40点,最終試験50点とし,合計60点以上を獲得した者を合格とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

配布資料および橋本文雄·山田卓郎著,機械加工学,共立出版

参考資料

金子 著「数値制御」オーム社

連絡先

升田(M320, 088-656-7380, masuda@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週月曜日17:00-18:00
溝渕(M325, 088-656-9741, mizobuti@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週月曜日,17:00ー18:00

備考

機械を扱うので,安全マニュアルをよく読んでおくこと.