生産シミュレーション
NC Machine Tools
目的
自らの発想により製作品を考え,マシニングセンター,NC旋盤などを使って機械加工を行う際の 精度,経済性などに関する問題点を考えるとともに,NC工作機械による機械加工の基本的考え方を習得する.
概要
マシニングセンター,NC旋盤,溶接などの実習,および工具寿命から見た切削条件の選択法を実験を通 して演習するとともに,NC工作機械の構成要素,サーボ機構の概念などの機械構造とNCプログラミングにおける 加工技術について講義する.
キーワード
機械工作,工作機械
要件
心身ともに健康である.
注意
指導員の指示に従って盲目的に作業するのではなく,研究的態度で臨むことが大切である.工作機械類を取り扱うので,指導員の注意を厳守すること.
目標
1. | 機械加工による「ものづくり」を理解する. |
2. | 機械加工の中心であるNC工作機械の構成を理解する. |
3. | 工具や加工条件の選択など機械加工技術の基本を理解する. |
計画
1. | 安全教育と実習概要 |
2. | マシニングセンター用プログラミング |
3. | マシニングセンターによる加工 |
4. | NC旋盤用プログラミング |
5. | NC旋盤による加工 |
6. | 溶接 |
7. | 溶接部品の性能試験 |
8. | 工具摩耗試験 |
9. | 工具寿命線図の作成 |
10. | 技術史,NC工作機械概要 |
11. | NCサーボ機構,ならい制御演習 |
12. | NCサーボの要素,パルス分配方式演習 |
13. | 歯車機構,慣性モーメント演習 |
14. | NC機械系とサーボ系とのマッチング,剛性計算演習 |
15. | 工作機械の動向 |
評価
実習における取組み状況10点,実習·演習レポートの内容40点,最終試験50点とし,合計60点以上を獲得した者を合格とする.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
配布資料および橋本文雄·山田卓郎著,機械加工学,共立出版
参考資料
金子 著「数値制御」オーム社
連絡先
升田(M320, 088-656-7380, masuda@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 毎週月曜日17:00-18:00
溝渕(M325, 088-656-9741, mizobuti@me.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 毎週月曜日,17:00ー18:00
備考
機械を扱うので,安全マニュアルをよく読んでおくこと.