土の力学 1
Soil Mechanics 1
准教授・鈴木 壽
2単位
目的
地盤の力学的な問題解決に必要な土質力学の基本事項を実際の現場の現象を交えながら講義し，演習，小テストを実施して実際問題解決への応用力も養う．
概要
まず，土の力学を学習するために不可欠な土の分類および土の基本物理量に関する事項を演習も交えながら修得させ，安全な土構造物を構築するために必要な土の締固め特性，また，堤防·アースダムなどの漏水，浸透破壊を予測するのに必要な透水現象について講述する．
キーワード
土の分類，土の基本物理量，土の締固め，透水
要件
なし
注意
基本的に，小テストは授業に即した内容で，最終試験は応用力も試す内容とする．小テストは合計5回実施するので，日頃から予習·復習に心掛けること．
目標
| 1. | 1.土質力学における土の基本物理量の習得と締固め，透水の力学的現象の把握，2.それら項目の応用的な能力の習得 |
計画
| 1. | 「土」とは? 土の成分，土質力学の成立 |
| 2. | 応力∼ひずみ関係のモデル化，土質力学の現場への適用例 |
| 3. | 土粒子の形と大きさ，三角座標による分類 |
| 4. | 粒度分析，土のコンシステンシー |
| 5. | 堆積粘性土の構造 |
| 6. | 堆積砂粒土の構造 小テスト1 |
| 7. | 土の基本物理量 |
| 8. | 土の基本物理量 小テスト2 |
| 9. | 土の締固め特性 |
| 10. | 土の締固め特性 小テスト3 |
| 11. | 透水 |
| 12. | 〃 |
| 13. | 〃 |
| 14. | 〃 |
| 15. | 〃 |
| 16. | 定期試験 |
評価
到達目標1の達成度を，小テスト1∼5により評価し，評点≧60%を当目標のクリア条件とする．到達目標2の達成度を定期試験により評価し，評点≧60%を当目標のクリア条件とする．すべての到達目標をクリアした場合を合格とし，成績は，到達目標1，2の評点の重みをそれぞれ，40%，60%として算出する．
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
石井義明ら著 最新土質力学 朝倉書店
参考資料
松岡 元著 土質力学 森北出版
連絡先
鈴木(A403，088-656-7347，suzuki@ce.tokushima-u.ac.jp)