2008年度 工学部 電気電子工学科 夜間主コース — [選択] 3年(前期)

マイクロコンピュータ回路

Microcomputer Circuits

助教・榎本 崇宏

2単位

目的

マイクロコンピュータ内で使用される論理回路とその応用であるマイクロコンピュータの内部動作の理解が目標である.

概要

論理回路と論理設計を解説する.次にマイクロコンピュータで使用されるディジタルICの動作を説明する.そしてマイクロコンピュータの内部構造,周辺回路及び各種汎用入出力ICの動作を説明する.(講義形式)

キーワード

論理回路,インターフェース,メモリ,CPU,アキュムレータ

要件

「離散数学入門」,「電子回路」を受講しておいてほしい.並列開講の「ディジタル回路」はマイクロコンピュータの理解や設計·製作する際に必要となるので必ず受講しておくこと.

目標

1.マイクロコンピュータと外部機器等を接続するインターフェースのディジタル回路が理解できる.
2.マイクロコンピュータの基本動作が理解できる.(授業計画1∼7,9∼15および中間試験と期末試験による)

計画

1.論理回路と論理関数
2.論理関数の設計
3.論理式の簡単·レポート
4.基本論理ゲートとその動作(真理値表)
5.フリップフロップとその動作(タイミングチャート)
6.ディジタルICとその電気特性
7.ディジタルICの応用回路
8.中間試験
9.メモリ回路
10.マイクロプロセッサ
11.入出力ポート
12.汎用入出力ポートIC·レポート
13.直列データ転送IC
14.割り込み制御回路及びDMA回路
15.質問·総括
16.期末試験

評価

講義に対する理解力の評価は講義への参加状況,レポートの提出状況と内容,中間試験及び期末試験の成績を総合して行う.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

青木由直·恩田邦夫著「マイクロコンピュータ講義」昭晃堂.

連絡先

榎本(E棟3階北C-3, 088-656-7476, emoto@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)