2008年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 光システム工学コース 博士前期課程

イメージング技術

Imaging Technology

准教授・河田 佳樹

2単位

目的

イメージングシステムの基本的な技術を習得することを目的とする.

概要

X線,電子線,光,超音波などによる物体内部の各種イメージング技術について解説し,医学診断や工業計測などへの応用例について講述する.

キーワード

イメージング技術,イメージングシステム,X線CT,MRI,放射型CT

要件

信号処理,画像処理,プログラミング言語(C,C++)を履修していることが望ましいが,受講していない学生にも理解できるように配慮する.

目標

1.イメージング技術に必要な基礎事項を理解する.
2.医学診断や工業計測などの各種イメージングに用いられている技術について理解する.

計画

1.イメージング技術概論
2.イメージング技術に関する信号処理の基礎
3.イメージング技術に関する画像処理の基礎
4.イメージクオリティについて
5.放射線画像について
6.CTについて
7.画像再構成アルゴリズム(1)
8.画像再構成アルゴリズム(2)
9.核医学イメージングについて
10.放射型CTについて
11.超音波イメージングについて
12.MRIについて(1)
13.MRIについて(2)
14.マイクロCTについて
15.医学·工業計測への応用

評価

イメージング技術に関するコンピュータプロジェクトレポートで評価する.

教科書

各トピックスに関する参考書を紹介する.

参考資料

Principles of Comuterized Tomographic Imaging, A.C. Kak, M. Slaney, 1988

画像処理アルゴリズム,斎藤恒雄,近代科学社,1992

Medial Imaging Signals and Systems, J.L. Prince, J.M. Links, 2006

連絡先

河田(光棟508, 088-656-9431, kawata@opt.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

コンピュータプロジェクトは,CまたはC++を用いて行う.