2008年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 エコシステム工学コース 博士前期課程

エネルギー変換システム論

Energy conversion systems

講師・八房 智顯

2単位

形態

講義

目的

エネルギー変換原理を理解し,省エネルギー,環境負荷低減に対する側面からエネルギー変換技術向上を考える.

概要

世界で利用される一次エネルギーの約9割は化石燃料であり,これらのほとんどが燃焼によって熱・電力・動力として利用されている.本講義では,まず燃焼現象の基礎と応用を講述し,続いてエネルギー生産技術とエネルギー問題およびそれに関連した環境問題について述べる.本科目は,工業に関する科目である.

キーワード

エネルギー変換,エネルギー資源,エネルギー問題,気候変動,燃焼

要件

とくになし

注意

とくになし

目標

1.エネルギー変換原理,エネルギー変換にともなう環境負荷,ならびに現状のエネルギー変換技術を理解する.省エネルギー,低環境負荷低減に対するエネルギー変換技術向上の重要性を理解する.

計画

1.エネルギー問題の現状
2.エネルギー資源(燃料論)
3.燃焼における反応論
4.燃焼における熱・流体力学
5.燃焼限界,爆発限界
6.燃焼による有害物質生成
7.二酸化炭素排出による気候変動
8.火力発電技術
9.二酸化炭素回収・貯蔵技術
10.原子力発電技術
11.再生エネルギーの高効率利用
12.自動車の省エネルギー技術(既存技術)
13.自動車の省エネルギー技術(未来技術)
14.船舶・鉄道・航空機の省エネルギー技術
15.環境配慮型社会システムの構築

評価

講義内容の理解度をレポートにより評価する.

対象学生

他コース学生も履修可能

教科書

水谷幸夫著「燃焼工学」

参考資料

とくになし

連絡先

八房(エコ棟503, 088-656-7370, yatsu@eco.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

レポートを課する.