2008年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学コース 博士前期課程

超伝導物質科学

Superconductivity and superconducting materials

教授・岸本 豊

2単位

形態

講義

目的

超伝導現象の基礎および最近の進展について修得する.

概要

量子力学の基礎を復習し,超伝導現象の基礎ならびに最近の進展について講義する.本科目は,工業に関する科目である.

キーワード

超伝導,クーパー対,エネルギーギャップ,状態密度,異方的超伝導

目標

1.超伝導の基礎概念 ( 1 - 11 ) および,最近の発展の概要 ( 12 - 15 ) を理解する.

計画

1.はじめに
2.量子力学の復習 (1) シュレディンガ-方程式と波動関数
3.量子力学の復習 (2) 演算子と期待値
4.量子力学の復習 (3) 摂動論
5.金属の自由電子モデル
6.超伝導の現象論
7.マイスナー効果の量子力学的説明
8.クーパ対の形成
9.エネルギーギャップの形成
10.状態密度および有限温度での取り扱い
11.測定技術-NMRの紹介-
12.最近の超伝導体から (1) 強結合超伝導体
13.最近の超伝導体から (2) 重い電子系超伝導体
14.最近の超伝導体から (3) 銅酸化物高温超伝導体
15.まとめと将来の展望

評価

講義時に課すレポートで評価する.

教科書

講義時に紹介する.

参考資料

講義時に紹介する.

連絡先

岸本(A棟202, 088-656-7548, yutaka@pm.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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