2008年度 先端技術科学教育部 博士前期課程 バイオ関連技術コース

動物遺伝子工学

教授・野地 澄晴

2単位

形態

講義形式とポートフォーリオ形式の併用

目的

動物,特にマウスの遺伝子操作とその表現型の解析について学習する.

概要

(1)「実験はどうデザインするのか?」,「得られたマウスのどこを見たらいいのか?」,これらの疑問に答える. (2)あらゆるマウス変異体作製法とその解析について,どの段階からでも利用可能. (3)体系的アプローチで,各段階のツボが,実験に先立ってわかる. (4)初心者にも専門家にも役立つ情報. (5)ターゲティングでも,リソースでも利用する情報

キーワード

マウス,遺伝子操作,表現型解析,機能解析,トランスジェニック技術

目標

1.マウスの遺伝子解析の方法を習得する

計画

1.マウスの遺伝子解析法の現状
2.ミュータントを得る方法
3.遺伝子ターゲティング
4.表現型をみいだすには
5.ミュータントを維持する
6.表現型解析
7. 〃
8.中間試験
9.ドミナントエフェクト(優性の影響)
10.キメラの解析法
11.刷り込み遺伝子について
12.RNA干渉法について
13.マイクロRNAについて
14.網羅的な遺伝子の解析法について
15.マウス遺伝子解析の将来
16.期末試験

評価

中間試験(40%),期末試験(40%),レポート(20%)の成績により評価する.

教科書

マウス表現型解析 大内 淑代 井関 祥子訳 メディカルサイエンスインターナショナル

参考資料

プリントを配布

連絡先

野地(化生棟803, 088-656-7528, noji@bio.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日15:30-17:00