2008年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 機械創造システム工学コース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 化学機能創生コース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 生命テクノサイエンスコース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 環境創生工学専攻 エコシステム工学コース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 電気電子創生工学コース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 知能情報システム工学コース 博士後期課程

2008年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 光システム工学コース 博士後期課程

ビジネスモデル特論

Advanced Lecture in Theory of Business Models

非常勤講師・出口 竜也, 非常勤講師・安室 憲一, 非常勤講師・當間 克雄, 非常勤講師・山口 隆英, 非常勤講師・西井 進剛

2単位

目的

ニュービジネス概論/特論で習得した基礎知識をもとに,起業に際して要求されるビジネスモデルの構築能力を養成するための専門的な知識の提供を行う.いくつかの業種において優れた経営業績を一定期間あげている企業をピックアップし,ビジネスモデルのフレームワークを分析,検討することで「儲ける仕組み」の理解をうながす.

概要

「ビジネスモデル」は,近年経営学の分野で急速に注目を集めている用語であるが,まだ厳密な定義が下されておらず,さまざまなとらえ方がなされているのが現状である.この授業では,「ビジネスモデル」を「顧客の満足を目的として,技術やノウハウを利益に変換する仕組み」であると定義し,企業がある戦略を立案し,実行するのに,どれだけの費用がかかり,どれだけの収益が期待できるかをトータルでとらえ,「儲ける仕組み」を正しく構想する能力の養成することにつとめていきたい.その際,国内外のさまざまな業種で優れた経営業績を一定期間あげている企業を取り上げ,その「ビジネスモデル」を分析していく.

要件

「ニュービジネス概論」もしくは「ニュービジネス特論」を履修していること.

注意

受講生は,毎回必ず十分な予習を行った上で授業に臨んでほしい.

目標

1.・「ビジネスモデル」を構想するために必要な基礎知識を習得する.
2.・ 事例を用いた「ビジネスモデル分析」を通じて「ビジネスモデル」概念の理解を深める.
3.・「ビジネスモデル分析」にもとづいた「ビジネスプラン」作成能力を養成する.

計画

1.ガイダンス
2.基調講演「ビジネスモデル・シンキング(仮題)」
3.質疑応答・意見交換
4.講義「ビジネスモデルの理論的枠組み」
5.講義「ビジネスモデルの設計原理」
6.講義「ビジネスモデルの評価基準」
7.ケース・スタディ「研究開発型企業のビジネスモデル」
8.ケース・スタディ「製造業のビジネスモデル」
9.ケース・スタディ「サービス業のビジネスモデル」
10.ケース・スタディ「情報産業のビジネスモデル」
11.ビジネスプラン作成実習「現状分析と事業アイデアの検討」
12.ビジネスプラン作成実習「事業コンセプトの創造と事業の詳細デザイン」
13.ビジネスプラン作成実習「財務分析」
14.ビジネスプラン作成実習(まとめと提出)
15.ビジネスプラン報告会(1)
16.ビジネスプラン報告会(2),講評とまとめ

評価

授業中の発言(20%),グループワーク•期末レポート(合計80%)で評価する.

対象学生

博士後期課程に在籍する全学生のうち,「ニュービジネス概論」,もしくは「ニュービジネス特論」の単位を修得ずみの者を対象学生とする.集中的な学習を行うために,受講者数の制限を行う(20∼25名を上限とする予定).受講者多数の場合は何らかの手段で選抜を行う.

教科書

安室憲一・ビジネスモデル研究会編『ケースブック ビジネスモデル・シンキング』文眞堂,¥2,835

参考資料

授業中に数冊紹介する予定.

連絡先

出口竜也(和歌山大学経済学部:deguchi@center.wakayama-u.ac.jp)
山中(A410, 088-656-7350, yamanaka@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: オフィスアワー:年度ごとに学科の掲示板を参照のこと

備考

この授業は,徳島県からの経済的支援を受けて開講される授業科目である.